新型電車「ナントカ系!」←昔いたよね? 「形式名」はなぜ使い回されるのか 同じ名前の2代目・3代目も!?

1000系、2000系といった鉄道車両の形式名を、新しい車両が“襲名”するケースが増えています。中には初代と2代目の車両が同時期に重複する場合も。はるか昔に決まった慣習が尾を引いていることもあります。

京王の新型「2000系」←昔にもいました

 鉄道車両の形式名は旧国鉄・私鉄を含め鉄道会社ごとに異なっています。旧国鉄・JRの形式は、一部例外を除き細かなルールに則って決められていますが、大手私鉄などでは主に3桁や4桁の数字を用います。

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京王電鉄の新型「2000系」のイメージ。前面デザインは愛嬌たっぷりで、登場前からすでに大きな話題を呼んでいるが、同社の2000系としては2代目になる(画像:京王電鉄)。

 しかし、4桁形式の「千の位のみを変える」付番方法では、1000から9000の9形式しか形式を用意できません。

 そのため、数十年にわたって時間が経過すると、以前使っていた形式をもう一度使用する車両が登場します。

 例えば京王電鉄を見てみましょう。4桁形式は、これまで1000、2000、3000、5000、6000、7000、8000、9000系があります(4000系は「忌み数字」なので使用していない)。これを見ると、同社では1000系から9000系まですでに埋まっていることがわかります。つまり新しい車両を出す場合は、自ずとこれらの数字をまた使う必要が生じるのです。

 その最新例が、2026年にデビュー予定の2000系電車です。

 しかし京王には、かつて2000系という車両が存在しました。つまり、今度登場する2000系は、2代目2000系ということになります。

 初代2000系は1957(昭和32)年に登場。カルダン駆動の新性能車として、京王線の近代化に貢献しました。車体塗色が緑色だったことから、改良版の2010系とともに京王線最後の「グリーン車」となりました。

 そして京王といえば、名車の誉れ高い5000系が有名です。1963(昭和38)年にデビューした5000系は、アイボリーにえんじ色の帯、パノラマミックウィンドウを採用した優美な前面、車体裾を絞った広幅車体など、新しいデザインを採用。京王線のイメージを大きく変える立役者となりました。

 1996(平成8年)には全車の運用が終了しましたが、2018年より開始された京王線の座席指定列車用車両に、かつてのフラッグシップだった5000系の名が与えられました。

 そのほか京王では、井の頭線で使用されている1000系も2代目にあたります。初代1000系は、京王線用初代2000系の井の頭線版で、こちらも緑色の車体が特徴でした。

【懐かしすぎる!】京王「2000系」ほか各社の「初代」車両たち(写真)

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