「オカンのバイク」が達成した恐るべき“世界初の偉業”とは? ホンダ“伝説の実用バイク”シャリイを今こそ称えたい!

ホンダの歴代ミニバイクのなかでも、特に実用性を重視し、27年にわたり生産されたモデルが「シャリイ」です。隠れた名車といえる「お母さん向け」のバイクは、世界初の偉業も成し遂げました。

“世界初の超低燃費” 前人未踏の実用モデル

 ミニバイクとしては「シャリイ」の先輩格にあたる「ダックス」が1981年に生産終了となった後も、「シャリイ」は生産され続け、同年のモデルではなんと「世界初の超低燃費リッター100km」を実現したモデルも登場。

 燃料室のコンパクト化、フリクション(抵抗)の低減、吸気効率の向上などによって実現させたものですが、当時のミニバイクシーンのニーズがレーサーレプリカなどのスピード性能重視に人気が傾いていたことと合わせて考えれば、特に「実用性」に注力させたのがこの時代の「シャリイ」だったと言って良いかもしれません。

 当時は50cc・70cc合わせて年間1万4千台の販売計画があり、後にさらなるリニューアルモデルが発売され続けた事実を踏まえれば、おおむねこの計画に近いセールスに至ったのだろうと推測できます。

「シャリイ」「シャリィ」「シャリー」とモデル名が混在する事実

 続く1983年にはデザインを刷新したニューモデルが発売され、バイクの顔となる角形ヘッドライトが大きくとられ、またボディの随所もどことなくカクカクした印象のモデルになりました。

 ところで、ファンの間ではよく知られていることに、実は「シャリイ」の名称には時代ごとに「表記揺れ」があります。初代から1980年代中盤前のモデルは「シャリイ」ですが、以降のモデル名は「シャリィ」だったり「シャリー」だったりと不安定。

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フロントのバスケットはまさに実用車の証(画像:ホンダ)。

 ボディの全体イメージやコンセプトは変わらぬままだったので、単に各時代のホンダがモデル名にさほどうるさくなく、過去にこだわらずに決めていたのかもしれません。しかし、後になって考えると、この「名称の微妙な違い」もマニア心をくすぐるところでもあります。

 最後の「イ」が初めて小文字になったのは1988年のモデル「シャリィ50」です。一見すると1983年と同じに見えますが、よく見るとデカールのデザインが刷新されていることに加え、専用バスケットやミラーなどのデザインにも変更がありました。

【今見るとマジでかっこいい!!カワイイ!!】これが「シャリイ」の歴代モデルです!(写真で見る)

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