一時期のホンダ「BAJAモデル出しがち問題」 タフモデルから原付スクーターまで「ホンダの魂」注入! ちょっとやりすぎた?
レースには出てても「BAJA」やめちゃったの何で?
本来オフロードモデルの「BAJA」ですが、市販車では1998年の「XR バハ」、2003年の「XR BAJA」を最後に冠モデルがラインナップされなくなりました。
以降もホンダは「BAJA 1000」に参戦し続けています。それなのに、2003年以降のオフロードモデルに「BAJA」がラインナップされなくなったのは、どうしてでしょうか。
憶測としては、オフロード車のニーズ減少に加え、「そこまでBAJA推しを求めていない」とホンダ側が判断したこと、そして相応のコストカットがあったからではないかと思われます。
しかし、ここまで紹介した通り、ホンダにとっての「BAJA」は同社の歴史にかかるもので、バイクメーカーとしてのアイデンティティの一つにも感じます。
今こそ改めて、「前例がなくとも、市場そのものの開拓を目指す」ホンダらしさを打ち出す「BAJA」のようなモデル開発に期待するばかりです。
【了】
Writer: 松田義人(ライター・編集者)
1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。
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