JAXAの被験者募集、受付再開 応募多数で一時中断 宇宙で人のストレスは

短期間で多数の応募があり、いったん受付が終了されていたJAXAの被験者募集が再開されます。試験の内容は「閉鎖環境で2週間過ごす」です。

短期間で応募2000件以上 38万円の協力費

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)が2016年1月12日(火)まで、一般の人を対象に「閉鎖環境適応訓練設備を用いた有人閉鎖環境滞在試験」の被験者を募集しています。

 試験は、長期間の宇宙滞在で人がどのようなストレスを感じるか調べるのが目的。茨城県つくば市にあるJAXAの筑波宇宙センターで、「宇宙飛行士養成棟閉鎖環境適応訓練設備」を使用し、2週間(13泊14日)の日程で行われます。

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被験者が2週間過ごす閉鎖環境の訓練施設(写真出典:JAXA)。

 募集される被験者は8人。参加条件は20歳から55歳までの健康な男性で、協力費として総額38万円が支払われます。

 この被験者の募集はすでに一度、2015年12月24日の夜から実施されていましたが、12月28日午前までの短期間で2000件以上の応募があり、JAXAでは選考に支障をきたす恐れが生じたとして、いったん受付を終了していました。

 JAXAは今回の募集再開について、「受付終了後も多くの問い合わせがあるなど、本試験に関する高い関心をいただいたため、体制を強化し、募集を再開することといたしました」としています。

【了】

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