ドローンから自爆ドローンを発射!? 米海兵隊の秘策「親機×子機」連携が示す“戦術の劇的変化”
アメリカ海兵隊は飛行距離の短い小型徘徊型弾薬を、中型級ドローンと組み合わせて広範囲で使用する能力をテストしました。
海兵連隊として初の中型ドローン運用試験
アメリカ海兵隊第2海兵連隊は2026年7月16日から17日にかけて、無人機大手エアロヴァイロンメント社と協力し、同社の「JUMP20-X」垂直離着陸無人機に、小型ドローン「スイッチブレード300」を搭載する初めての実験を行いました。
JUMP20-Xは2025年春に発表されたグループ3(中型級)の海洋型ドローンです。ヘリコプター甲板での運用を想定した複数ローターのVTOL機能と、固定翼による13時間以上の長時間滞空能力を兼ね備え、広い海洋における持続的な警戒監視任務を遂行できます。アメリカ海軍・海兵隊では本格的な導入・配備はしていないものの、一部の艦艇や部隊での運用が確認されています。
今回の実験では、歩兵が携行可能な小型の徘徊型弾薬(自爆型ドローン)であるスイッチブレード300を機体腹部に搭載し、空中発射する能力が検証されたようです。スイッチブレード300のような小型徘徊型弾薬は滞空時間が数十分程度と短いですが、長時間滞空が可能な母機と組み合わせることで、敵地のより深部まで送り込むことが可能になります。
また、注目したいのはこれが連隊規模での試験であることです。第2海兵連隊は今回の実験について「連隊レベルで初めてグループ3の無人機をテストした」と述べています。
アメリカ海兵隊では現在、海兵航空団隷下の海兵無人航空機中隊のもとでMQ-9のようなグループ5(大型・長時間滞空)ドローンを運用していますが、歩兵連隊・大隊においては小型のグループ1~2級にとどまっていました。前進する部隊に追随する火力調整など、敵地深くへと進出できる無人機能力の獲得は、歩兵連隊の戦闘力を大きく向上させるものと期待されている模様です。





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