雪ない時期も… ダイヤ改正後「一部列車“通年”通過」なぜ? JR仙山線の県境駅
これまでも冬季通過措置が講じられてきました。
地元の理解は得られている
JR東日本は2025年3月15日(土)にダイヤ改正を実施します。東北方面では、仙台~羽前千歳・山形間を結ぶ仙山線の一部列車で、停車駅が見直されます。
対象となるのは、宮城・山形県境に位置する奥新川(おくにっかわ、仙台市青葉区)と面白山高原(山形市)の2駅です。両駅は現行でも、冬季に列車の通過措置を実施しています。理由は、雪の影響で輸送障害が発生しているためと、誤って降車してしまうリスクを低減するため。ダイヤ改正後は同様の措置を、以下の列車に限って通年実施するとのことです。
●上り
・山形19時45分発
・山形21時46分発
※いずれも仙台行き
●下り
・仙台19時ちょうど発
・仙台20時07分発
※いずれも山形行き
両駅とも、夜間に停車する列車が計4本減る見込みです。冬季以外でも通過とする理由についてJR東日本東北本部は、「ご利用が減少していることに加え、誤って降車してしまうと、タクシーなどによる救済も難しいため」としています。なお通過措置を講じるにあたり、地元の理解は得られているとのこと。
仙山線にはかつて、奥新川駅と同じ青葉区内に、西仙台ハイランド、八ツ森という臨時駅がありました。しかし両駅とも10年近い休止状態を経て、2014(平成26)年に廃止されています。
コメント