あれ、12両になったはずでは…? グリーン車サービス控えても10両が混在 ナゾのJR中央線快速

JR中央線快速ではまもなく、グリーン車のサービスが開始されます。列車は従来の10両編成にグリーン車2両を連結し12両に。なお増結作業終了後も、10両編成のままだった列車がありました。

グリーン車の連結対象から外れた列車がある

 当初の予定では、グリーン車の製造数は116両(58本分×2両)でした。この時点で、中央線快速に列車は59本在籍し、このうち42本が10両固定編成、残りの17本が6両と4両に分割できる編成でした。ただし、2020年に10両編成1本が製造されたことで、中央線快速のE233系は計60本となりました。

 しかし先述の通り、実際にグリーン車が連結されたのは57本分。3本はグリーン車が連結されずに残りました。

 10両編成と12両編成が混在していた中央線快速ですが、10両編成の車両は前面に「10CARS」との表示が掲出されました。これは2024年7月から行われているもので、ほかにも「Chuo Ome Line」と表示したものなど、バリエーションがありました。しかし3月15日以降は見られなくなります。

アプリで把握できた10両編成の列車

 JR東日本アプリでは、列車の走行位置を把握することができます。このアプリでは車両数も表示されるので、10両編成の居場所を探るためにも便利でした。

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中央線快速で、グリーン車の連結が進行中だった時期に見られたステッカー。「10 made be」という表示もあったが、グリーン車が連結されたため、このステッカーはなくなった(2024年12月、柴田東吾撮影)

 グリーン車のサービス開始後、中央線快速は全て12両編成に統一されます。10両編成で残った3本の今後が気がかりです。

 なお、中央線快速用とは別に青梅・五日市線用のE233系があり、こちらはグリーン車が連結されていません。中央線快速と直通する列車にはグリーン車が連結されているので、ダイヤ改正後の青梅線内では、グリーン車の有無が混在した状態になります。

 乗車の際は先述のアプリが重宝しそうです。

静かに去った中央線快速のレア車両(写真)

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