原子力空母で水泳大会!? ストレス発散に効果てきめん「軍艦ピクニック」 それ全て税金で揃えたのかよ!
アメリカ海軍の艦船は、任務で母港を出発すると数か月、長い場合は1年以上も帰還せずに航海を続けます。そのため、乗員のストレス発散を目的に、定期的に洋上イベントが催されるのだとか。なかには驚愕のものもあるようです。
普段交流がない他部署の人間と知り合うチャンス!
ほかにも、打ちっぱなしのためにゴルフクラブや、釣り道具などを個人的に持ち込んでいる乗組員もいます。これらレクリエーションでは、普段仕事で顔を合わすことがない別のセクションの乗組員と交流する良い機会になるため、息が詰まりがちになる人間関係の面でもプラスに働くようです。

気分転換を図るイベントは、スチールビーチ・ピクニックだけではありません。航海中に船を止め、甲板から海に飛び込んで海水浴を楽しむ「スイムコール」というものも、メジャーなものとして知られています。
空母や強襲揚陸艦の場合、航空機運搬用のエレベータを途中まで下ろし、そこから高飛び込みすることも。水深が数百m以上もある洋上ですが、さすがは海軍の軍人。楽しそうに泳ぐ姿が広報写真などで公開されています。もちろん、不測の事態に備えて短艇を出し、フォローすることも忘れてはいません。
仕事も余暇も全力で、というのはアメリカ人の気質を象徴しているように思われますが、適宜ストレス解消を図るというのはメンタルヘルス面でも重要だといえるでしょう。
このようにメリハリをつけた生活が、ハードな任務への集中をもたらしているのかもしれません。
Writer: 咲村珠樹(ライター・カメラマン)
ゲーム誌の編集を経て独立。航空宇宙、鉄道、ミリタリーを中心としつつ、近代建築、民俗学(宮崎民俗学会員)、アニメの分野でも活動する。2019年にシリーズが終了したレッドブル・エアレースでは公式ガイドブックを担当し、競技面をはじめ機体構造の考察など、造詣の深さにおいては日本屈指。
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