1日たったの1往復! JR九州の「激レア短距離特急」に乗ってみた 豪華な内装、でも料金はお得です

博多~直方間で1日1往復だけ運行される特急「かいおう」。名称は直方市出身の大相撲力士「魁皇」関にちなんでおり、存命中の人物に由来する列車名としては唯一です。運行は早朝と深夜なので、狙って乗車しないといけません。

デラックスグリーン連結など豪華な編成

 ところが2022年に、使用車両が787系6両編成に戻りました。コロナ禍が明け需要が回復したためか、2003~2005年のスタイルに戻ったのです。そこで現状を確かるべく、筆者(安藤昌季:乗りものライター)は2025年2月、特急「かいおう」へ乗車しました。

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787系電車のグリーン車(安藤昌季撮影)

 博多発「かいおう2号」は、7番線から21時37分に発車します。ここは福北ゆたか線用のホームであり、通勤客で混雑していました。発着する特急は「かいおう」1往復だけ。ほかに何の特急表記もないので、足元の「かいおう」乗車口が目立ちます。

 787系6両編成は21時24分に入線してきました。デラックスグリーン席、グリーン席、グリーン個室を備えた豪華編成です。「かいおう」では、グリーン個室は販売していませんが、デラックスグリーンは予約できます。なお、普通車は全車自由席なので、指定席が設けられているのはグリーン車だけです。

 博多~直方間は47.4kmあり、本来は25kmまで500円、50kmまで750円の自由席特急料金が適用される区間ですが、「かいおう」は特例で、全区間乗車しても500円。グリーン料金も本来は特急料金+1300円の区間ですが、こちらも特例で500円と格安です。ただし、デラックスグリーンだけは2080円の通常料金となります。

 筆者はデラックスグリーンを予約しました。車内に入ると、販売されていないグリーン個室の扉が開いたままでした。途中で車掌が閉めていたので「閉じている」のが基本なのでしょう。

「かいおう」車両にある豪華な個室 ※非営業(写真)

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