「圏央道でずっーと行く」って遠すぎ? 進む4車線化 都心経由とどれだけ違う? “トイレの壁”も解消近し!?
圏央道の埼玉県内区間がすべて4車線化され、スピードアップも実現。残る茨城・千葉区間の4車線化が進めば、よりスムーズになりそうです。圏央道のロングランには“トイレの壁”も立ちはだかっていましたが、それも解消されつつあります。
大泉から常磐道まで「圏央道」 どれだけ違う?
では、常磐道まで行くとどうでしょうか。同一条件で大泉ICから桜土浦IC(常磐道)までの経路を検索してみます。距離、通過時間、渋滞を考慮した場合の所要時間の順で記載します。

●大泉IC-外環道ー常磐道-桜土浦IC
・68.1km、48分、59分
●大泉ICー外環道ー東北道-圏央道ー桜土浦IC
・98.1km、1時間17分、1時間28分
●大泉ICー関越道-圏央道ー桜土浦IC
・111km、1時間28分、1時間28分
圏央道の東北道-常磐道区間は、関越道-東北道区間と比べても距離が長く、東北道と組み合わせても「30km・30分増し」が目安といったところ。関越道からならさらに「約13km・10分増し」が目安というところでしょう。
ただ、圏央道を経由すれば、混雑する外環道や、常磐道の三郷料金所付近、上り線の柏トンネル先頭の渋滞といった主要渋滞区間を避けることができます。4車線化後の圏央道では、久喜白岡JCT-坂東IC間の内回りで通過時間が約6分短縮されたというので、4車線化がより進展すればさらに所要時間が短くなると予測されます。
また、圏央道の4車線化区間は常磐道(つくばJCT)-東関東道(大栄JCT)区間も含まれます。
大泉ICから東関東道の大栄ICまで、外環道ー京葉道路-東関東道という最短経路で行った場合と、常磐道・圏央道を組み合わせた場合で比較すると、「6.9km、10分増し」に留まります。京葉道路や東関東道の渋滞を避ける選択肢としては有効でしょう。
なお、関越道(鶴ヶ島JCT)からずっと圏央道を進んで大栄ICまで向かった場合は、「約50km増し・50分増し」という結果でした。
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