「アクアライン大渋滞!千葉回りも大渋滞!」どっちがまだマシ…? 房総からの帰り道「地獄の2方面ブロック」の根本原因 じつは“天気”もポイント
房総半島レジャーからの帰り道、東京湾アクアラインが大渋滞。ならば千葉回りの京葉道路でと考えると、こちらも大渋滞……それぞれの渋滞原因と“実態”を知っておくとルート選びに役立つかもしれません。
アクアラインの方がマシ…?
一方、アクアラインの渋滞の大きな原因は、海ほたるPAの先と、浮島JCTまでのトンネル内にある勾配の変化です。前者では「急な下り坂から緩やかな下り坂」へ、後者では「緩やかな上り坂から急な上り坂」へと勾配が変化しますが、いずれもトンネル内なので、ドライバーはその変化に気付きにくく、車速の低下につながります。

さらに、房総半島側の「木更津金田IC」付近も大きなボトルネックです。アクア連絡道から走ってきて本線料金所で速度を落としたクルマと、一般道から乗り入れてきたクルマが無秩序に合流するため、通行量が多くなると、この区間通過にも時間を要します。
通行量の多い時期の通過所要時間は、館山道とアクア連絡道が分岐する「木更津JCT」から浮島JCTまで1時間、もしくはそれ以上となります。
では、休日の午後に房総エリアから東京都、埼玉県、神奈川県に戻る場合、どのルートを選ぶのが最適なのでしょうか。
「どこからどこへ帰るか」で最適なルートを
まず木更津JCT以南の館山道や以東の「圏央道」から神奈川県や東京都を目的地とする場合は、渋滞していたとしても、アクアラインを選ぶのが正解でしょう。
木更津JCTから浮島JCTまで1時間かかるような時間帯は、京葉道路も同様に渋滞しています。そのため木更津JCTから1時間では、京葉道路の「幕張IC」までなんとかたどり着くのがやっとという状況でしょう。
ただし目的地が埼玉県春日部市や草加市などであれば、なんとか「京葉JCT」まで走り「外環道」に入れば、その先は比較的スムーズです。この場合は、京葉道路が正解になるでしょう。
一方、千葉東金道路からは、23区南部や多摩地区をのぞく東京都や埼玉県方面には、千葉東JCTで京葉道路を北に進むルートが、23区南部や神奈川県は京葉道路を南に進みアクアラインを使うルートが、それぞれ最善となります。
千葉東JCTから穴川ICまでは、渋滞しても距離そのものが短いため、それほど時間はかかりません。他方、千葉東JCTからアクアラインを目指すと、木更津東JCTまででも約30kmの距離があり、23区東部や北部を目指すなら、たとえアクアラインが空いていたとしても、かなりの大回りを強いられます。
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