大阪ど真ん中に「1時間2本の」ローカル線!? かつて南海高野線だった栄光の面影を追う 「再び脚光あたるかも」な機運も

南海高野線は難波駅の西寄りにある汐見橋駅が起点ですが、汐見橋~岸里玉出間は「汐見橋線」と呼ばれており、「都会のローカル線」という風情です。歴史を振り返りつつ、空撮しました。

今春に車両が置き換わったばかり

 南海本線は南海鉄道時代の1907(明治40)年、交差部の南400m付近に玉出駅が開業しています。1913(大正2)年には交差部に岸ノ里駅が開業。岸ノ里駅は地上と築堤上にホームのある構造となりました。

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汐見橋駅の全景。駅は阪神高速道路がカーブする辺りにある。千日前通と道頓堀川は開業時から変わらない。右端はJR難波駅。写真奥は心斎橋方向だ(2025年4月3日、吉永陽一撮影)

 その後、1925年から翌年にかけ両路線に短絡線が設けられたことで、汐見橋駅から和歌山市方面、難波駅から高野山方面へと直通列車が運行可能に。これにより、岸ノ里駅はジャンクション駅の様相を呈します。

 時代が下って南海本線が高架化されると、1985(昭和60)年に高野線の線路が分断されます。この時点で汐見橋~岸ノ里間は運行も分離され、汐見橋線が誕生しました。なお、南海本線の玉出駅は高架化後の1993(平成5)年に岸ノ里駅と合併することで廃駅となり、現行の岸里玉出駅へと改称されました。

 では前提知識をつけたうえで、汐見橋線を上空から見てみましょう。同線で長らく運行されてきた2200系は2025年春に引退し、同じく17m級の2000系に統一されています。

 汐見橋駅は高野線の起点で変わりありません。駅の右手には阪神高速15号堺線が迫り、汐見橋駅は少々窮屈そう。ここは高野線の起点というより、都心部で忘れ去られようとしているローカル線の起点の感がしてなりません。

 汐見橋線は本数が極端に少なく、日中は1時間に2本です。ただ、だからといって利用者数が少ないわけではなく、近年は汐見橋駅に隣接して設けられている阪神電鉄と大阪メトロの地下駅、桜川駅との乗り換え需要が増えていることから、これに伴い汐見橋線の乗降客数も持ち直しているとのことです。

 2両編成の2000系が出発しました。この車両は1990(平成2)年に登場した35年選手です。芦原町駅手前でJR大阪環状線をくぐり、木津川、津守、西天下茶屋の各駅を経由し、所要時間9分で岸里玉出駅へ至ります。線路は岸里玉出駅付近まで複線です。

貨物ヤードがあった汐見橋駅(写真)

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コメント

2件のコメント

  1. 南海2200系(元は22000系)ですが、こちらも長さ17mです。記事の内容は、新しい2000系は17mで、古い2200系はそうではない、と、勘違いされそう(すでに勘違いしてるのかも)です。以前に南海高野線の橋本~極楽橋を走ったこれらの車両ですが、当区間はどうしても17m級でないと入線できないんです。

  2. 写真の赤い矢印が指しているのは「湊町駅」ですね

    汐見橋駅はこの写真だと分かり辛いですね

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