まるで「サンダーバード1号」!? 海上自衛隊が導入決めた新型UAV「お尻で発着」する異色の飛び方なぜ?

海上自衛隊が導入を決めた小型UAV「V-BAT」をいち早く外国の展示会で見てきました。開発したのはアメリカのシールドAI社で、説明によるとかなり高度な自律飛行が可能とのこと。どのような使い方が想定されているのでしょうか。

離着陸は完全自動制御

「V-BAT」は、通常は航空機のように機体を横に向けて飛行し、離着陸時のみ姿勢を変えて垂直離着陸(VTOL)をするという特徴的な飛び方です。ただ、これは場所を選ばずに発着するためのもので、この点が海上自衛隊に選ばれた一番の理由だといえます。

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防衛展示会で展示された「V-BAT」のフルスケール模型と、操作用のコンソール(布留川 司撮影)。

 シールドAI社の説明によれば「V-BAT」は縦横4.6mの空間があればそこから発着することが可能であり、滑走路やカタパルトといった専用の設備を必要としません。これは洋上を航行する艦艇でも同様で、速度10ノット(約18.5km/h)、風速25ノット(約46.3km/h)で洋上を航行する艦艇でも発着できます。

 また、「V-BAT」ではこの発着を完全自動化しているのも特徴です。発着は航空機において墜落事故の危険性が一番高くなる瞬間であり、この機体のような垂直離着陸機では飛行形態を変化させるためその可能性がより高まります。それを完全自動化することで、安全確実な運用を実現するだけでなく、人員の操縦訓練も簡略化することができます。

 高度な自動化は垂直離着陸以外でも活用されていて、「V-BAT」は機体制御を機内のAI(人工知能)が自律的に行い、操縦者は機体自体を直接操縦するのではなく、任務全体を指揮する形です。

 また、自律飛行能力によって、妨害電波によってGPSや遠隔操縦の無線が妨害された場合でも飛行を継続することができるため、電子戦が繰り広げられる現代の戦場においても運用できるというメリットを持っており、その性能はロシアと戦うウクライナでも実証されています。

 無人機の操縦といえば、ラジコンのような遠隔での操作をイメージするかもしれませんが、「V-BAT」を操作する地上管制ステーションは、ラップトップパソコンのような小規模なもので、ジョイスティックのような操縦装置もありませんでした。また、展示ブースでは「Command. Don’t Control(操縦するな、指揮しろ)」という印象的なフレーズが掲げられていました。

【画像】これが「V-BAT」の飛び方です

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コメント

1件のコメント

  1. お爺さんはウルトラホーク2号を思い出だしますね。これからはミサイルも詰める様に進化するのでしょうか?それともミサイルが帰って再出撃する様になるのでしょうか?

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