日本で唯一!? 滋賀県オンリーワンの新幹線駅からスグ 「鉄道の要衝」に残された激レア戦争遺構、行ってみた!

空襲から命を守るため、戦時中に全国各地で築かれた防空壕。その中には、全国唯一とされるSL(蒸気機関車)を隠すための防空壕もあったのです。

鉄道の要衝 米原駅の知られざる戦争の記憶

 滋賀県の米原駅は、県内で唯一新幹線が停車する駅として広く知られています。しかし米原駅の近くに、鉄道に関連した戦争遺構があることはあまり知られていません。それは「岩脇蒸気機関車避難壕」です。

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JR米原駅の東海道新幹線ホーム。同駅は滋賀県内で唯一の新幹線停車駅だ(画像:写真AC)。

 米原駅は、東西に走る東海道本線、北へ延びる北陸本線、そして地元の近江鉄道が乗り入れる交通の要所です。太平洋戦争では軍需物資や兵員の輸送拠点となり、その重要性から駅や停車する列車が連合軍の攻撃目標となりました。実際、戦争末期には艦載機による空襲が行われ、死傷者も出たのです。

 こうした空襲から蒸気機関車を守るため、「岩脇蒸気機関車避難壕」が築かれました。米原駅から北へ約1.6km、東海道本線の路線脇にある岩脇山のふもとにトンネルを作り、その中に機関車を丸ごと入れて空襲から逃れる計画でした。当時、空襲から逃れるための防空壕や避難壕は日本各地に作られましたが、列車専用はここだけとされます。

 この計画が動き出したのは、物資不足が深刻化した戦争末期のこと。工事はつるはしやスコップを使った手作業で進められたため、完成する前に終戦を迎え、避難壕は未完成のまま放置されました。

【画像】大戦中の知られざる遺構「SL用の避難壕」入ってみた!

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