埼玉‐山梨「唯一のルート」は復旧まで数か月 “未開通トンネル”を緊急活用 一般車は大迂回必至

埼玉と山梨を結ぶ国道140号で、通行止めが続いています。

法面に不安定な岩塊複数

 埼玉県秩父市大滝の国道140号で2025年7月11日夜に落石が発生した影響で、通行止めが続いています。大野元裕県知事は15日の定例会見で、復旧まで「現在の見込みでは数か月を要する可能性が高い」ことを明らかにしました。

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国道140号の落石の状況(画像:埼玉県)

 落石は11日22時頃、秩父市大滝の道の駅大滝温泉から上り秩父市街へ2kmほど進んだ地点で発生しました。

 確認された落石は5個で、大きいもので2mほどといいます。人的被害はなく、路上の落石も撤去済みですが、路面の陥没やガードレールの損傷、擁壁の傾きなどが確認されているといいます。

 この区間は、秩父市街と、三峯神社・秩父湖・中津川渓谷といった観光スポットや山梨県甲府方面を結ぶ重要なルートですが、迂回路がありません。

 そのうえ道路は、荒川がつくる渓谷の急斜面に張り付くように通されており、急カーブが多い、幅が狭い、落石が多いといった課題があります。

 県によると法面は今なお不安定な岩塊が複数確認されており、安全の確保ができない状況だそうです。また、落石の原因については、当日は雨が降り続いていましたが、それが原因かどうかは確定しておらず、調査中といいます。

 このため国道140号は秩父市内の、三峰口駅近くの贄川(にえがわ)交差点から、道の駅大滝温泉までの約8.5kmにわたり、通行止めが続いています。

 県によると、地元住民向けに付近の林道を通れるようにしているため孤立は発生していないといいますが、緊急車両や小中学生の乗るスクールバスは、建設中の大滝トンネルを暫定的に通行できるようにしています。

 大滝トンネルは、約7kmにわたり「コ」の字のように遠回りしている現道を、2053mのトンネルで短く結ぶものです。道路は通行無料・2車線・歩道付き、設計速度60km/hで整備されます。

 2024年3月にトンネルは貫通しており、すでにトンネル本体工事も完成。現在は、排水施設や照明、非常用設備、舗装などの工事を進めているといいます。

 そのため一般車両はまだ通行できませんが、現道の復旧工事が長期化する見通しであることを踏まえ、まずは緊急車両やスクールバスを通行させるとしています。

 なお、通行止めを受けて、ここを通る西武観光バスの「西武秩父駅~三峰口駅~三峯神社・川又」などの路線バスは、当面運休となります。

 また、一般車両が三峯神社や秩父湖方面へ向かう際は、基本的に山梨側から雁坂トンネル経由で大きく迂回することになります。

【写真と地図】国道140号の落石箇所と通行止め区間

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コメント

1件のコメント

  1. 一応、通行止めになってないようなので、R299志賀坂トンネル脇から八丁峠と中津川経由でに三峰口に出られると思いますが、道が狭くカーブが連続し落石も多い林道なので途中通行困難な場所がある可能性があり、舗装はされてますが通行はお勧めできません。

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