ドイツに勝った! 日本製「改もがみ型」豪海軍の次期フリゲートへ「ただ正念場は来年」どういうこと?

あくまでも優先交渉権を得ただけで、契約はまだなんです。

1番艦は2029年にデビュー予定

 オーストラリア国防省は2025年8月5日、同国海軍向けに導入予定の新型フリゲートについて、日本のもがみ型護衛艦のアップグレードモデル、いわゆる「改もがみ型」(自衛隊呼称は新型FFM)をベースにハナシを進めると発表しました。

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オーストラリアに提案されていた改もがみ型フリゲートのイメージCG(画像:オーストラリア国防省)。

 新型フリゲートは、現用のアンザック級フリゲートを更新するためのもので、最初の3隻は外国建造、すなわち輸入で調達し、残りの隻数はオーストラリア国内でライセンス建造する計画です。

 当初は日本のほかに、ドイツやスペイン、韓国も名乗りを上げており、これら国々のプランを比較した結果、日本とドイツの2案が最終選定に残っていました。

 日本案のベースとなっている新型FFMは、すでに防衛省・海上自衛隊が2024(令和6)年度予算で2隻、2025(令和7)年度予算で3隻建造することを決めている艦型で、防衛省では最終的に12隻の調達を計画しています。

 一方の、ドイツ案は自国海軍のブランデンブルク級フリゲートの設計を基に輸出専用に仕立て直した「MEKO A-200クラス」でした。

 この日独2案をオーストラリア政府が比較検討した結果、このたび日本案が採用されています。

 オーストラリア国防省では今後、次のステップへと進み、来年(2026年)の早い段階で三菱重工業および日本政府との契約締結を目指すとしています。なお、予定では1番艦は2029年に引き渡され、翌年(2030年)に就役する見込みです。

 ちなみに、更新予定のアンザック級はオーストラリアが8隻(うち1隻は退役済み)調達したほか、ニュージーランドも2隻調達しています。両国は南半球で隣国ということもあり、艦隊を組むことも多く、装備品についても共用している部分が多くあります。そのため、もしオーストラリアに採用された場合は、ニュージーランドにも輸出の道が開けるかもしれません。

 ただ、今回はあくまでも優先交渉権を得たにすぎません。前述したように建造契約は来年に予定されているため、細部含めこれから両国で交渉していく形になります。

【どこまで変わるか?】三菱製「新型FFM」を色んな角度からイッキ見!(写真)

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