ガソリン「入れっぱなし」でも大丈夫? 使用期限は? あまり乗らない人ほど要注意「最悪だと燃料漏れも」

ハイブリッド車やPHEVを含め、ガソリン車の燃料は入れっぱなしにしておくと、どうなってしまうのでしょうか。

実際にガソリンが劣化するとどんなことが起こるのか?

 では、実際にガソリンが劣化するとどうなるのでしょうか。ガソリンは、あまり長期間保存していると酸化が進行していきます。場合によっては異臭を放ち、エンジン内で燃焼不良などの不具合を引き起こす恐れもあり、機械的なトラブルの原因になることもあります。

 さらに年単位など極端に長くガソリンを放置した場合、ガソリンは液化したゴムのようなベタベタとした状態へと変質していきます。この状態になると、もはや燃料として正常に使用することは難しくなり、燃料タンクにこびりついたり、燃料配管などを目詰まりさせたりすることも。最悪の場合は燃料タンクを腐食させ、ガソリン漏れを引き起こすこともあるとのことです。

 こうした状態までガソリンが劣化してしまったら、タンク内のガソリンをなるべく早く入れ替えていくことが重要です。しかし、上記のように燃料として消費するのは故障の原因となることもあるため、タンクにガソリンを入れたまま長期間放置した車両などは動かさず、ロードサービスなどを呼んで抜いてもらったほうがよいでしょう。

 ちなみに、PHEVはエンジンではなく電気モーターでの走行が主体となるため、設計上ガソリンがあまり使われないままになりがちです。そのため一部のモデルには、ガソリンを入れっぱなしになることを想定し、走行モードの制御やアラートなどで極端な劣化を防ぐ機能が付いている場合もあります。

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