消えゆく「客車列車」を“延命” そのやむを得ない事情 北の「ノロッコ号」

全国各地で客車が姿を消す中、ひょんなことから引退を免れた車両があります。それは北海道を走る「ノロッコ号」。しかし、引退は1年先延ばしになっただけ。そこにはどのような事情があったのでしょうか。

最後の夏を迎えるはずが…

 2025年6月、JRの客車が相次いで営業運転から引退しました。寝台特急「カシオペア」などで活躍したJR東日本のE26系と、JR西日本の欧風客車14系700番代「サロンカーなにわ」です。JRからは客車の引退が続いており、客車ならではの乗り心地を味わえる機会が減っています。

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後方のDE10形ディーゼル機関車はオクハテ510-1の運転操作で制御される。客車からの操作で機関車に押されるのはなかなかレア(和田稔撮影)

 しかし、中には列車の廃止が発表されながらも、運行期間が延長されたものもあります。JR北海道の「くしろ湿原ノロッコ号」と「富良野・美瑛ノロッコ号」です。

 この二つの「ノロッコ号」は、2025年度をもって運行を終了する予定でした。代わって、新たな観光列車となる「赤い星」「青い星」が2026年4月下旬から運行を開始し、「ノロッコ号」の車両は老朽化もあって引退すると発表されていました。

 ところが2025年3月19日、JR北海道の発表により事態は急転します。「赤い星」「青い星」の改造元となるキハ143形気動車について、内装材の内側に想定以上の腐食・歪みがあることが分かったのです。そして、整備に時間を要することから運行の開始時期が繰り下がりました。

 同時にJR北海道は「くしろ湿原ノロッコ号」と「富良野・美瑛ノロッコ号」に対して必要な措置を施し、2026年度に限り運行を継続することも発表。各地で客車が姿を消し続ける中、こちらは運行終了の延期が宣言されたのです。これは大きな話題となりました。

【写真】ディーゼル機関車を先頭にして走る「ノロッコ号」

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コメント

4件のコメント

  1. 赤い星 青い星 に改造される気動車(もと客車)のボディの経年は何年でしょうね? 

  2. 「赤い星」「青い星」の改造元となるキハ143形気動車も、元々、「レッドトレイン」と呼ばれた50系および北海道向けの50系51形を改造ですよね~

    キハ143形のグループのキハ141系気動車は、JR東日本の、キハ141系700番台「SL銀河」の動力付き客車(旅客車)としても活躍しましたね。

    このことにも触れてほしかったです!

  3. 赤いなんとか、青いなんとか

    新造したほうが早いんでないかい?

    改造車にしても、結局のところ五年後くらい以降腐食でガタガタになるのは目にみえてるのだから。

    いつまでも学習しないJR北海道

  4. 機関車牽引の客車列車にこだわる必要はない。ディーゼル車の新造にあわせて後々改造しやすい設計のレトロ調列車を新造すれば良い。鉄オタの評価を気にするしない方が良い。それとデザイン等は自社でして、有名デザイナーに高額になる外注はしない方が良い。

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