「エヴァ?」「レイバーだ」「ダグラムにいたかも!?」復興工事で働く“奇抜すぎる建機” 建設会社が動画で解説

能登半島地震で被災した道路の復旧作業で、スイス製の特殊建設機械「スパイダー」が活躍しています。

能登の早期復旧へ! けわしい斜面も難なく越える「スパイダー」

 2024年1月の能登半島地震、そして同年9月の奥能登豪雨で被災した道路の復旧作業において、特殊な建設機械「スパイダー」が活躍しています。このスパイダーを投入した鴻池組が、作業の様子を記録した動画をYouTubeで公開しました。

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鴻池組が能登半島地震の復旧作業に導入した建設機械「スパイダー」(画像:鴻池組 公式YouTubeチャンネル)

 鴻池組が担当しているのは、石川県の珠洲(すず)市を走る市道726号線の復旧作業です。この全長15kmの道路は、能登半島地震で大きな被害を受け、さらに同年9月の奥能登豪雨によって、その被害が拡大。土砂崩れや路面陥没、地割れ、施設の破損、倒木など、大小あわせて40か所以上もの損傷が確認されました。

 鴻池組は災害協定に基づき、市道726号線の復旧作業を2025年4月から開始しました。ここに投入されて活躍を見せているのが、スイス製の特殊な建設機械、通称「スパイダー」です。

 スイスのメンツィムック社が開発したこの機械は、「4輪多関節型作業機械」とも呼ばれています。スパイダーは、上屋部分こそ油圧ショベルのような形状となっていますが、足回りにはクローラー(履帯)の代わりに、大きな可動範囲を持つ4つのタイヤが装着されています。このタイヤは4輪とも独立して操舵できるため、急な傾斜地や、水深2mまでの水没箇所においても、安定して走ったり作業したりすることが可能です。

 さらに、作業に用いるアタッチメントも短時間で交換できるため、複数の建設機械を入れ替える必要がないのも大きなメリットです。

 このたびの復興工事で、鴻池組は国土交通省の国土技術政策総合研究所が所有するスパイダー1台を借り受け投入。崩れた土砂の撤去など、通常の建設機械では対応できないような局面で、大きな威力を発揮しています。

 スパイダーの活躍ぶりには注目が集まっており、作業現場には建設事業者をはじめ、すでに多くの見学者が訪れたとのこと。また、国土交通省能登復興事務所が2025年5月に公式Xで公開した動画には「凄い重機やなぁ~」や「かっこいい!」といったコメントと共に「ダグラムの多脚戦車を彷彿とさせる」「レイバーやん!」「エヴァ仮設5号機みたいですね!」といったアニメで描かれた架空のロボットにその姿を重ね合わせた感想も並んでいました。

 なお、鴻池組は9月17日、スパイダーの作業の様子を収録した動画を公式YouTubeチャンネルで公開しています。同社では引き続き、災害を記憶し続けていきたいとしています。

【超奇抜なカタチ!】これがスイス製の特殊建機「スパイダー」です(写真で見る)

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