起点は「28.3キロポスト」です――中途半端すぎる高速道路とは? 0キロポストはどこに?

高速道路には「キロポスト」という、各路線の起点からの距離を表す看板が設置されています。しかし、「ゼロキロポスト」=起点、とは限らないようです。

東名阪道の起点、どこだか知ってる?

 高速道路を走っていると、路肩や中央分離帯に数字の書かれた看板が立っているのを見かけることがあります。これは「キロポスト」と呼ばれる標示なのですが、NEXCO中日本は2025年9月、東名阪道に存在する少々変わったキロポストをXにて紹介し、さまざまなコメントが投稿されています。

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東名阪道。名古屋西JCTが起点とされている(画像:PIXTA)

 キロポストとは、各高速道路の起点からの距離を、km単位で標示した看板です。高速道路の本線には0.1km(100m)間隔で設置されており、たとえば「114.3」と書かれている場合、この地点は路線の起点から114.3km離れた位置といった読み方をします。風景が大きく変わらない高速道路において、事故や渋滞情報で位置を伝えるときにキロポストは役立ちます。

 したがって、各高速道路の起点に設置されているキロポストは、「0」の標示となっているのが通常です。ところが、東名阪道の起点は0キロポスト地点ではなく、現在は「28.3」キロポストが設置された「名古屋西JCT」となっています。

 実はもともと東名阪道の起点は、東名高速から分岐する名古屋ICに指定されていました。しかし、2011年3月に名古屋第二環状自動車道(名二環)が一部開通した際に、それまで東名阪道の一部であった名古屋西JCT~高針JCT間が名二環の一部へと変更、高針JCT~名古屋IC間はその支線とされました。

 これにより、名古屋ICに代わって名古屋西JCTが東名阪道の起点となったのですが、その後もキロポストは変更されず、名古屋ICには現在も0キロポストが設置されているのです。

 この東名阪道のキロポストに関する投稿には、「知らなかった」「ETC利用照会すると、名二環方面の場合は利用ICのトコが『名古屋西』になってますね」「名古屋西JCTを正式な0キロポストに直すべきでは?」など、さまざまな反響が寄せられました。

 このように「おかしなキロポスト」は、東名阪道だけではありません。たとえば、中央道は東京の高井戸ICを起点にキロポストの数字が加算されていきますが、山梨の大月JCTから分かれる「富士吉田線」に入ると、直前の「67」キロポストから一気に「367.1」キロポストに跳ね上がります。富士吉田線内は起点からの距離に300が加算され、本線と区別されています。

【地図・写真で見る】これが“ちょっと変わった”キロポストが生まれた経緯です

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