30年目の正直!?「買うボーイ」で一世風靡したホンダ初のオリジナルSUV 満を持しての再々市販化だ 初代を追い越せるか

かつての人気SUV「CR-V」。しかし、日本では一度市場から姿を消し、現在は特殊なリース専用車として静かにその名をつなぐのみです。ホンダの世界戦略車に、母国市場で一体何が起きているのでしょうか。

本命登場までの橋渡し役 リース専用FCEVの戦略

 2025年10月現在、日本でその名を引き継ぐのは、燃料電池車「CR-V e:FCEV」のみ。しかも、法人などを対象としたリース専用という位置づけです。これには、ホンダの周到な戦略が隠されています。

Large 20251016 01

拡大画像

2代目CR-V。30年で累計販売台数が1500万台を超えた(画像:ホンダ)

 まず、水素ステーションが全国に約160か所しかないというインフラの制約があります。また、809万円を超える車両価格は一般ユーザーには高く、メーカーにとっても先進技術車の再販価値を管理するリスクがありました。リース形式は、これらの課題を解決する合理的な選択だったと言えるでしょう。

 このモデルの真の役割は、販売台数を追うことではありません。来るべき量販モデル(e:HEV)が登場するまでのブランドの橋渡し役であり、ホンダの水素技術を目に見える形で披露する、いわゆる「走るショールーム」として、ブランドイメージを刷新する役目を担っています。

 その本命モデルの登場が、いよいよ現実味を帯びてきました。とはいえ、復活への道は平坦ではありません。予測価格帯は450万~550万円と、5代目の失敗要因となった「割高感」に再び直面する可能性があります。

 市場にはベンチマークとなるトヨタ「ハリアー」が存在し、さらにホンダ自身のヒット作である「ZR-V」との厳しい内部競合も想定されます。

 今年10月開催の「ジャパンモビリティショー2025」では、ハイブリッドモデルの「CR-V e:HEV」が市販予定車として出展されることがホンダから発表されています。

 CR-Vの復活劇は、単に一台の新モデルの成否に留まりません。それは、グローバル商品を再び母国(日本)に根付かせられるかという、ホンダ自身の「日本市場への適応力」が厳しく問われる試金石だと言えるでしょう。

【写真】これが日本で市販予定のCR-Vです

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス