“電車みたいなバス”名古屋の新交通「SRT」運行開始日が明らかに 市内ど真ん中5.6kmを“週4日”運行

名古屋市交通事業推進課は2025年10月24日、市街で運行を計画している新交通「SRT」について、運行内容の詳細を明らかにしました。

「電車みたいなバス」2月運行開始

 名古屋市交通事業推進課は2025年10月24日、市街で運行を計画している新交通「SRT」について、運行内容の詳細を明らかにしました。2026年2月13日から運行開始の見込みです。

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SRTのイメージ(画像:名古屋市)

 SRT(Smart Roadway Transit:路面公共交通システム)について市は、連節バスとLRT(次世代路面電車)の特徴を兼ね備えた交通機関とし、高い輸送力と低床構造によるバリアフリー性を特徴として打ち出しています。「名古屋都心部の回遊性の向上や賑わいの拡大を目指す」として導入準備を進めてきました。

 車両は全長約18mのメルセデス・ベンツ製連節バス「シターロG」1両を使用。定員は122名です。運行は名鉄バスに委託します。なお、予備車は名鉄バスの車両を使用するそうです。

 名古屋駅の停留所は「名古屋駅桜通」と「名古屋駅」(ミッドランドスクエア前)の2か所です。そこから、かつて名古屋市電も走っていた“広小路通”を進み、「柳橋」「広小路本町」を経て「栄」に到着します。栄周辺を巡回したのち再び広小路通に戻り、名古屋駅周辺を巡回する5.6kmの周回ルートとなります。

 運行日は金・土・日・月+祝日の週4日程度、9時から17時台で1日12本を運行するそうです。運賃は大人210円、小児100円で、現金および交通系ICカード、クレジットカードのタッチ決済に対応します。

 車両の外観イメージは、後方2軸のタイヤがボディに隠れる形となっているなど、電車に近いデザインを打ち出しています。実車については内装デザインなどが公式SNSで徐々にアップされています。また停留所にも車両と合わせたデザインの乗降・待合空間が設けられます。

【路面電車か?いや「バス」だ!】これが「SRT」の詳細です(地図/写真)

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