日常に強い小田急ロマンスカー「EXE」が進化、「EXEα」に 唯一無かったロマンスカー

小田急「ロマンスカー」のうち30000形電車「EXE」はある賞を唯一、受賞していません。しかし一定の評価があり、その能力が登場から20年を迎えて“進化”。快適性などが向上します。

「EXEα」、その進化ポイントとは? 定評のあった座席はさらに

「EXE」をリニューアルした「EXEα」、進化した能力のひとつは「快適性」です。木目調の内装と、直接照明と間接照明を組み合わせた演出で「気品と落ち着きのある空間」にしたとのこと。

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「EXEα」の車内。座席はデザインのほか、内部のクッションも新しいものに変えられている(2016年12月15日、恵 知仁撮影)。

 また「EXE」は元々、クッションが効いた座席が評価されていましたが、それも進化。座面のひざ側が足に合わせて沈む造りになり、座り心地が良くなっています。なおコンセントについては、第2陣以降のリニューアル車両から設置を考えているそうです。

 和式トイレの廃止、広い「ゆったりトイレ」の設置、温水洗浄機能付き便座の採用、授乳などに使える多目的室の設置もポイントです。観光需要にも対応するため、スーツケースを置ける大型収納スペースも用意されています。

「安全性」も進化しました。各車両の出入口や客室内に防犯カメラが設置され、乗務員室でリアルタイムに映像を確認できるとのこと。また省エネ機器の採用、モーターの低騒音化などで「環境性能」も進化しました。

 近年、首都圏の鉄道では有料で着席サービスを提供する動きが進んでいます。そのなかで、「ブルーリボン賞」は受賞できなくとも、利便性や快適性については一定の評価があった「EXE」の、「EXEα」への“進化”。人口減少社会を迎え、各鉄道会社が利用者確保のため沿線価値やサービスの向上につとめるなか、小田急の新たな武器になりそうです。

 リニューアルされた「EXEα」は、2017年3月から運転が始められる予定です。

【了】

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