あのダイハツがガチで造った“軽デコトラ”が凄まじい!ガチ勢も頷く納得の造形…裏には緻密な“計算”も

TAS2006に登場したダイハツのデコトラは、その完成度の高さで本物のデコトラマニアやファンからも驚きをもって受け止められていました。

デコトラマニアの担当者が考えた本格派

 この「大発命」の製作を担当したのはダイハツのブランド推進室に所属する米山知良氏で、じつは個人的にデコトラに興味をずっと持っており「『カミオン』(芸文社発行の老舗デコトラ専門月刊誌)も30年ぐらい読んでました」というマニアとしても筋金入りの方でした。「大発命」へのこだわりは、その担当者が生粋のデコトラマニアであることが理由だといえます。

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キャブ部分に取り付けられた大きなバイザーと、上部のシートキャリア。ウロコステンレスでドレスアップされているが、バイザーは前後を短くして、標準の全長を越えないように加工されている(布留川 司撮影)

 しかし、ダイハツのブランドで制作する以上、そこには「個人の好み」以上の理由が必要です。

 デコトラという表現方法を使っていますが、「大発命」にはダイハツという会社の歴史と、それ見た人々を面白くさせる様々な意味が込められています。

 フロントバイザー部分には「お客様に寄り添い、暮らしを豊かにする」というダイハツ創業以来のフレーズを入れ、キャデラックバンパーの行灯には本社のある大阪府池田市と、ハイゼットを生産している工場のある大分県中津市の地名に因んだもの。

 荷台のダンプ部分にはダイハツが過去に生産した吸入ガス発動機やミゼットの手書きアートが入れられており、ダンプアップすると歴代ミゼットをモチーフにしたパネルと、それを使った輪投げまで出来るようになっています。

 これ以外にも「大発命」の細部のパーツやそこに書かれたイラストや文字には、すべてにデコトラへのリスペクトとダイハツの歴史が込められており、それは「ただ派手にしてみた」という単純なものではありませんでした。

「大発命」は今後もさまざまなイベントで展示を行なう予定とのことで、これからも目にする機会があるでしょう。もし、直接見る機会があったら、「ギンギンギラギラ」な全体だけを見て満足するのではなく、細部の見事な仕上がりと、そこに込められたダイハツの歴史も読み取ってみましょう。

【これは…本格派だ!!】細部までこだわったダイハツのデコトラです(写真)

Writer:

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

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