鉄道の下に“要塞みたいなヤグラ”が…! 主要県道を“4年通行止め” 激セマガード大改築が進捗! 埼玉

鉄道の築堤をくぐる狭い県道での拡幅工事のため、道路側が4年間通行止めとなっている場所が埼玉県内にあります。

通行止め中の「阿須ガード」 工事の進捗は?

 埼玉県の飯能市に、鉄道の築堤下をくぐる狭い県道を拡幅するため、道路側が4年間通行止めとなっている場所があります。通行止め開始から約2年3か月が経過した2026年1月、県が工事の進捗を写した最新の現場写真を公開しました。築堤の下に、まるで“要塞”のような物々しいやぐら風の構造物が築かれています。

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2025年11月時点での「阿須ガード」拡幅工事の進捗(画像:埼玉県)

 拡幅工事が行われているのは、JR八高線の金子~東飯能間をくぐる埼玉県道 富岡入間線の「阿須ガード」です。この周辺の八高線の線路は、入間川をまたぐ手前の金子駅側からが築堤となっており、県道は函形のガードで築堤と立体交差しています。

 県道富岡入間線は、東京都青梅市から都県境をまたぎつつ入間川の南岸を東西へ走り、飯能市を経由して、隣の入間市内で国道299号に接続する道路です。青梅市周辺と川越、所沢エリアを結ぶ主要道である反面、阿須ガードの部分はこれまで幅員が5.5mと非常に狭く、大型車のすれ違いができませんでした。

 また、周辺には駿河台大学のキャンパスや飯能市立加治中学校などの学校施設が位置していますが、ガード部分には歩道もありませんでした。そこで行われているのが、ガードを12mまで拡幅しつつ、高さ方向にも拡げる今回の工事です。

 本工事では、鉄道の運行を確保しながら作業を進めるため、県道のガード部分を2023年9月から4年間の予定で封鎖し、完全に通行止めとしています。周辺では迂回により交通の流れが変わり、渋滞も発生していることから、さまざまな安全対策がとられています。

 実際の工事作業は、まず拡幅されるサイズまでガードの内部を掘削し、そこに仮設構台を構築して築堤を支えながら、ガードの内壁(エレメント)を構築していく手法が採られています。2025年11月には仮設構台を上空からドローンで撮影した写真が公開されており、拡幅作業が本格化している様子が確認できます。また、2026年1月には内壁の上側部分を設置する工事が完了。今後は側面部の構築が進められる見通しです。

 なお県によると、拡幅工事は2026年8月ごろからガード部の仕上げ工事に着手する予定とのこと。通行止めの規制は2027年9月末まで行われる見込みです。

【注意! 幅員狭し!】これが拡幅開始前の「狭すぎる県道ガード」です(写真で見る)

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