「角目ライト」一筋44年!? “衝撃のカクカクスクーター”はかくしてホンダのロングセラーになった

1970年代後半から1980年代にかけて盛り上がった原付スクーターブーム。その中でホンダが世に送り出したのがリードです。当時としては近代的なカクカクライトの角目が特徴の初代からはじまり、その系譜がたどった紆余曲折の歴史を振り返ります。

今も昔もホンダにとっての「大切なスクーター」

 リード(110cc)は相応のヒットに恵まれ、2010(平成22)年には価格を下げたモデルであるリードEXが発売されます。デザイン設計はそのままに、ユーザーにとってより身近な存在になりました。

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2024年に再度フロントのカバー周りなどのマイナーチェンジされたリード125。今日の現役モデルだ(画像:ホンダ)。

 しかし、日本国内ではリード(110cc)、リードEXともに2015(平成27)年に日本仕様車が生産終了になります。

 一方、これに前後すること2年前の2013(平成25)年にはリード125が新発売されます。デザインは前述のリード(110cc)およびリードEXをブラッシュアップしたもので、よりシャープで精悍な印象となりました。このリード125は、2023年にフルモデルチェンジし、フロント周りがどことなく“顎を引いた”ようなルックスへと変更。2024年に、再度フロントのカバー周りなどのマイナーチェンジが行われ、今日まで続く現役モデルとなっています。

 ここまでのリードの44年間の変遷のうち、特に初期モデルを知る世代にとっては「あのカクカクしたデザインと角目」のインパクトは忘れることができないことでしょう。そして、個性的なルックスだったリードが、市場ニーズの変化や環境配慮によって、「一歩進んで二歩下がる」かのように進化し続けたことに相応の感慨を持たれるのではないかとも思います。

 今日のリード125の外観は、かつての面影を全く感じさせないものとなっていますが、ヘッドライトは複雑な7角形になりながらも、どことなく直線的なデザインを残しています。いまもって他車種に類を見ない個性派モデルであり、最新の機構を存分に反映した1台です。

【画像】リードがたどった44年の歴史を画像で振り返る

Writer:

1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。

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