「日本最北端への高速」どこまでできた? “日本最北の料金所”開通から23年、その先はいま? 4時間かかる旭川-稚内

北海道の道央道で、現在の終点である士別剣淵ICから名寄ICまでの延伸工事が進んでいます。旭川と最北の地・稚内を結ぶ大動脈の一部となる区間です。

橋も土手もできてる! 現地の進捗は

 さて、冬本番の2026年1月、この道央道の士別剣淵IC〜名寄IC間の工事区間の状況を現地で確認してきました。

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名寄美深道路の起点、「名寄IC」。道央道の延伸部はこのICに左方向から接続する(植村祐介撮影)

 旭川市北郊の旭川鷹栖ICから道央道に入り北上すると、つぎの旭川北ICの先で道央道最北のPAである「比布大雪PA」が現れ、さらに旭川紋別道が分岐する比布JCTに進みます。ここで道央道と国道40号現道は東西の位置を入れ替え、道央道は国道40号現道の東側の山沿いを進んで塩狩峠を越え、ほぼ直線の良好な線形を保ったまま士別市の手前で現状での終点となる士別剣淵ICに至ります。

 その先、建設が進む道央道のルートは士別市街地の東を北上、ブリヂストンのテストコースの西側を通り、名寄市の手前で再び国道40号現道と交差、その先約1kmに設けられる名寄ICで名寄美深道路に接続することになります。

 ルート上ではまず主要道や河川との立体交差部分が先行して工事着手され、その多くがほぼ完成した姿を見せています。とくに天塩川にかかる橋梁部は、遠目でもその鋼製の橋桁を確認することができました。さらにその北、士別市多寄までの田園地帯では盛り土の路盤がほぼ整備され、南北に長く横たわっています。

 この道央道の士別剣淵ICから名寄ICまでの区間の開通時期はまだ明らかにされていませんが、用地買収も進んでいること、また前述のように立体交差の構造物の建設の進捗も順調であるように思えることから、それほど遠くない時期であろうと推察できました。

 さて国土交通省では、この区間の整備により短縮できる時間は、夏季の旅行速度を70km/h、冬季の旅行速度を60km/hとした上で、夏季は12分、冬季は15分としています。ただ長距離を運転するドライバーにとっては、この24kmの区間で市街地の通過がなくなること、交差交通がなくなること、さらに冬季には路面の十分な除雪が期待できることなどから、実際に短縮される時間以上に、神経を使う運転からの解放が期待できそうです。

【長っっっい!】これが「日本最北端への高速」の現状です(地図/写真)

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