時代が豪華車両を生んだ!? 「乗ったらそこは伊豆」なJR特急は、何が特別だったか

特急「スーパービュー踊り子」に使われた251系は、現代の目で見てもJR特急形電車の中で最高レベルの豪華さを誇る車両です。JR東日本の歴代特急車の中でも存在感を放つ名車を改めて振り返ります。

バブル期が生んだ豪華特急

 車両は限界に近い大きさ。グリーン車は2階建てで、個室、展望席、専用ラウンジを備えた超豪華仕様。座席は1+2列の大型で、レッグレストも付いていました。前後の間隔は、新幹線グリーン車の1160mmを上回る1300mmです。

 グリーン個室は階下に配置されていました。座席は電動リクライニング式で、大型テーブルやテレビ、ビデオデッキまで備えられていました。

 展望席は座席間隔1000mmの非リクライニング座席で、階段状に3列配置されています。東京行き上り列車だと後ろ向きに座ることになる、最前列以外は前面展望が見えにくいなど、グリーン車としてはやや疑問が残る設備でした(後のリニューアルで座席数を減らして改善されています)。

 また、階下にはフリースペースのラウンジが設けられていました。ビュッフェのような機能もあり、きちんとした食器でカレーライスや飲み物が提供されるラグジュアリーなスペースでした。

 2号車のメインエントランスは、まるでホテルのフロントのような雰囲気のカウンターがあり、特別な列車であることを印象付ける演出となっていました。

 普通車も側窓の高さが1440mmと特大で、かさ上げされた床を含めて、まさに「スーパービュー」でした。座席間隔1000mmの「カスタムシート」を備えていましたが、リクライニング機能のない回転クロスシートでした。第二次車では座面スライド機能付きに改良されています。

 インアームテーブルがないため、グループ利用では使いにくい座席でしたが、これは「グループユニット」と名付けられたセミコンパートメントがあったからです。

 こちらはリクライニングしないソファ型ボックスシートで、大型テーブルを備えていました。

 5号車には比較的大型の売店、10号車階下にはフリースペース「子ども室」があり、デッキ寄りには授乳室として使える個室も備えられていました。

 10号車の先頭部分は展望席でした。座席を4列配置にしたため、座席間隔は810mmと狭く、前面展望は限定的でした。

 251系で類を見ない特徴が「2両で1か所」を基本とした側扉配置でした。各車両に扉はありますが、窓のない扉は「ホームライナー」運用以外では、使用されない構造となっていました。

【超豪華!】「スーパービュー踊り子」の展望席&車内設備を見る(写真)

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