鉄道が“ライバル”に塩を送った!? 今や当たり前の「空港駅」いつからある? 航空との歴史を変えた国鉄の転換点
鉄道と航空はかつて、完全な競合であり、相互の利便性を補完する関係性ではありませんでした。しかし現在では「空港」の付いた駅がいくつも存在しています。いつ頃からそうなったのでしょうか。「空港駅」について取り上げます。
全国各地で「空港駅」が開業
1993(平成5)年、福岡市営地下鉄が福岡空港駅を開業させます。JR博多駅までわずか5分という利便性が極めて高い空港駅です。これに伴い、1号線だった路線名に「空港線」の愛称が付きました。
翌1994(平成6)年には関西空港の開港に伴い、JR関西空港線と南海空港線の関西空港駅が開業。JR特急「はるか」や南海特急「ラピート」が乗り入れを開始しました。なお、関西空港駅は第1ターミナルに直結した駅であり、第2ターミナルの利用には連絡バスが必要です。
その後も「空港駅」の開業は続きます。1996(平成8)年にJR九州が、日南線から分岐する形で宮崎空港線を開業。宮崎空港駅には特急も乗り入れました。1997(平成9)年には大阪モノレールが大阪空港駅まで延伸開業します。それまでは阪急電鉄蛍池駅に「大阪国際空港前」の副駅名が付いていました。
2003(平成15)年、沖縄都市モノレールが開業し、那覇空港駅が設置されます。2005(平成17)年、中部空港の開港にあわせて名鉄の中部国際空港駅が開業。当初はJRも武豊線を延伸する構想でしたが、実現していません。 2006(平成18)年、神戸新交通ポートアイランド線が神戸空港の開港に合わせて、神戸空港駅を設置。神戸空港駅には、神戸市営地下鉄の延伸構想もあります。
2007(平成19)年、仙台空港アクセス線の仙台空港駅が開業。それまではJR東北本線の館腰駅に「仙台空港口」という副駅名が付き、2010(平成22)年までは連絡バスも運行されていました。2008(平成20)年、JR西日本が境線に米子空港駅を設置。それまでは大篠津駅に隣接した位置に空港ターミナルビルがありましたが、空港の滑走路延長で境線の経路が変わり、そのタイミングで大篠津駅を移転し駅名が改められました。日本で一番新しい「空港駅」といえます。
空港アクセスできない「空港駅」も
「空港駅」を名乗りながら、あまり空港アクセスに使えない駅もあります。花巻空港駅です。1988(昭和63)年に二牧橋駅から改称したものの、2009(平成21)年には空港ターミナルビルが遠くへ移転し、現在は駅から空港ビルまで3.8kmの距離があります。
空港アクセスは花巻駅発着の連絡バスが便利でしたが、現在は、盛岡駅~花巻空港駅~空港間のバスが運行されており、名実ともに空港駅となっています。ただ全国で唯一、無人駅の「空港駅」です。
Writer: 安藤昌季(乗りものライター)
ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。





花巻空港駅につき全国で唯一の無人駅との記述がありますが、米子空港も無人駅じゃないですか?
航空機のライバルは国鉄のみです
分割されたJRも対象外でしょう
東京モノレールは最初から空港輸送を目的として建設されたもの、主旨から外されます
お題の「鉄道が“ライバル”に塩を送った!? 今や当たり前の「空港駅」いつからある? 航空との歴史を変えた国鉄の転換点」では意味が全く違うことになっています