道路の健全、どう守る? 老朽化進む橋やトンネル、その点検の最前線とは

橋やトンネルなど道路の老朽化が問題となっている昨今、それに対処する技術も日々、培われています。ベテランの技と最新鋭のデジタル機器などを駆使して行われる道路点検とは、どのようなものなのでしょうか。

高さ100mの橋、どうやって点検?

 トンネルとともに、高速道路における主要構造物のひとつなのが高架橋。研修所内には、実際に30年から50年ほど使われて劣化した橋の実物断面をはじめ、橋を構成する各種部材の模型もずらりと並びます。

Large 20170212 01
実際に約30年使われ、撤去された鉄筋コンクリート橋の一部分。下面にひび割れが広がっている(2017年1月、中島洋平撮影)。

 劣化状態を意図的に作り出すことは困難なことから、橋の実物断面は貴重な「教材」です。コンクリート内部に水が入り込んだ跡や、内部の損傷が原因でできた外部の亀裂、それを補修した跡など、目に見えない箇所の異常をいかに把握し対策するか、といったポイントを学べる、格好の材料だそうです。

 橋脚の高さが100mに達するような高い橋も新東名高速などに見られますが、そうした橋の点検に用いられるのが、ドローンです。実地では、カメラを搭載したドローンを橋の上から地上に下ろし、橋脚を撮影しながら高度を上げていきます。係員は橋の上でドローンが撮影した映像をモニターで確認します。

Large 20170212 02
カメラを搭載した点検用ドローンの実演(2017年1月、中島洋平撮影)。

 技術研修所の赤坂所長は「道路施設の老朽化は全国的な課題」とし、道路に関するノウハウが詰まったこの研修施設を、NEXCO中日本グループの関係各社だけでなく、県道や市道を管理する自治体など外部の人にも使ってもらい、地域との連携を深めたいと話しています。

【了】

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス