油の状態を「見える化」して異常を通知! カヤバがオンライン監視システムのサービス提供開始

油圧機器大手のカヤバは2026年4月、油状態診断システムの提供を開始しました。製造業において設備の老朽化や保全人材の不足などが課題となるなか、設備メンテナンスの高度化や効率化に寄与すべく、油の状態を「見える化」するといいます。

保全人材不足や設備老朽化に対応

 油圧機器大手のカヤバは2026年4月、「油状態診断システム」のサービスを開始しました。建設機械や工場設備などの油圧機器に使用される作動油の状態をオンラインで常時監視し、設備の安定稼働と保全業務の効率化を支援する月額サービスです。

 同システムの特徴は、油の電気的性質である導電率と比誘電率を数値として常時監視し、油の状態をウェブアプリ上で直感的に確認できる点です。特に導電率については高感度な測定が可能で、微細な油状態変化の早期検知に寄与するとのことです。

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油状態診断システムは、油の比誘電率および導電率を高精度に計測する「油状態センサ」と、IoTプラットフォーム、専用ウェブアプリケーションを組み合わせたサービスだ(画像:カヤバ)

 システムを導入すると、カヤバがオンラインでデータを常時監視し、異常兆候を検知した場合には「トレンド診断レポート」として通知。ユーザーが油の専門知識を持っていなくても適切な判断ができるよう、支援する仕組みとなっています。

 さらにオプションサービスとして、グループ会社による油の性状分析サービスと組み合わせた診断や分析も提供されます。

 導入対象は、建設機械や工場設備などの各種油圧機器を想定。それらの作動油の状態監視や作動油の劣化管理、交換時期の最適化に加え、メンテナンス業務の省人化・効率化も図ることができます。製造業における設備の老朽化や保全人材の不足などを受け、設備メンテナンスの高度化や効率化が求められるなか、カヤバが油の状態を「見える化」した形です。

 カヤバは「設備の安定稼働とライフサイクル価値の最大化に貢献するとともに、今後もさまざまな産業分野への適用拡大を進めてまいります」としています。

【画像】「パトレイバー」の胸にカヤバの機構が!

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