370km・5時間! 今なお健在「長距離昼行特急」の旅 “特別急行”の面影残す伝統の列車に全区間乗車してみた
今やJRの列車種別は「普通」と通過駅のある「快速」、追加料金が必要な「特急」でほぼ全てとなっています。しかし、特急とは「特別急行」の略で、元々は文字どおり「特別な急行」でした。特急の歴史をたどりながら、かつての特急らしさを残す「ひたち」を紹介します。
常磐線を全線走破する「ひたち」
現在、こうしたかつてのような「長編成、長距離運行、停車駅が極端に少ない」特急はほぼ運行されていません。その中でも、最もかつての「特別急行」らしさを持つのが、特急「ひたち」だと筆者(安藤昌季:乗りものライター)は感じます。
「ひたち」は、一部列車が品川~仙台間373.9kmを約5時間で走ります。今回は、日曜の仙台発品川行き「ひたち30号」に乗車しました。
列車は途中、岩沼、亘理、相馬、原ノ町、浪江、双葉、大野、富岡、広野、いわき、湯本、泉、勿来、高萩、日立、常陸多賀、大甕、東海、勝田、水戸、土浦、上野、東京の23駅に停車しますが、所要時間は仙台~上野間なら4時間32分で、かつての9駅停車の「ひたち3号」より速いあたりに技術と性能の進歩を実感します。
ちなみに1971(昭和46)年当時で上野~仙台間を走る急行「そうま1号」は、岩沼、亘理、相馬、原ノ町、小高、浪江、双葉、大野、富岡、四ッ倉、平、湯本、泉、植田、高萩、日立、常陸多賀、東海、勝田、水戸、石岡、土浦、我孫子の22駅停車ですから、停車駅としては「ひたち30号」は急行並みですが、「そうま1号」は仙台~上野間5時間32分なので、現在の特急の方が約1時間も短くなっています。





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