なぜ軽には「マイルドハイブリッド」しかないの? 普通車の“圧倒的な主流”が存在しないワケ じつは「開発が進行中!?」
普通乗用車では半数以上がハイブリッド車となっていますが、新車販売の約4割を占める軽自動車には、モーター主体の走行が可能な“フルハイブリッド車”が存在しません。どういった事情があるのでしょうか。
近い将来「フルハイブリッドの軽」が登場する!?
これまで本格的なフルHVの軽自動車が登場しなかったのは、両者がお互いの長所を潰しあってしまう関係にあったからだといえます。
しかし近い将来、フルHVシステム搭載の軽モデルが市販されるかもしれません。ダイハツは昨年2025年の「ジャパンモビリティショー」に、「e-SMART HYBRID」という軽自動車用のフルHVパワートレインを出展しました。
このシステムではエンジンが発電を担当し、駆動をモーターでまかなうシリーズハイブリッド式と呼ばれるタイプのものです。シリーズ式は、エンジンとモーターを併用するパラレル式や、モーター(またはエンジン)単体でも走行可能なシリーズ・パラレル式に比べるとシンプルな構造で、スペースやコスト面の制約が大きい軽自動車にも適したフルHVシステムといえます。
このフルHVシステムを搭載したモデルが市販化されれば、軽自動車でも登録車と同様、フルHV車が選べるようになります。現状では克服すべき課題も多い軽自動車のフルHV化ですが、筆者(西川昇吾:モータージャーナリスト)としても今後に期待したいところです。
Writer: 西川昇吾(モータージャーナリスト)
1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。自動車専門誌やウェブ媒体、ファッション誌などで、新車情報からカスタムかー、旧車、カーライフお役立ちネタまでクルマに関して幅広く執筆。自身でのレース活動も行っている。





コスパの問題。
BSGのマイルドハイブリッドならアッセンブリは一桁万円程度で済むけど、パラレル方式のハイブリッドを搭載するにはバッテリーやを変速機など高コスト、重量のあるアッセンブリを用意する必要がある。
ダイハツのは高効率エンジンに小さいバッテリーでシリーズハイブリッドを目指す方式ですね。