「F-35と“無人機”どっさり空母」誕生へ…なぜ共存? 性能違いすぎない? 世界で検討進む“合わせ技”運用とは?
F-35B戦闘機を運用するイタリア空母「カブール」に、トルコ製の無人機「バイラクタルTB3」が導入されます。なぜ最新鋭戦闘機を運用する空母に、レシプロエンジンの無人機を搭載するのでしょうか。
F-35Bにはない能力を補完できる!
二つ目の理由はF-35Bで運用可能な兵装にあります。
F-35Bのウェポンベイ(胴体内兵器倉)には、航空自衛隊も導入した長射程対艦ミサイル「JSM」を搭載することができません。このため現時点ではF-35Bに搭載可能な長射程兵器はありません。
JSM(最大射程280km以上)には及びませんが、バイラクタルTB3は最大射程55kmの超音速空対地ミサイル「UAV-122」の発射試験にも成功しており、イタリア海軍が望むのであれば、同海軍は艦上機から運用する長射程攻撃兵器を手にすることができると考えられます。
3つ目の理由はイタリアの経済産業政策にあります。
イタリアの防衛大手企業のレオナルドは2025年3月に、バイラクタルTB3を開発したトルコのバイカルとUASを開発・製造する合弁会社を設立しています。
前に述べたベルゴット参謀総長は、バイラクタルTB3の導入がレオナルドを通じて行われると述べており、バイカルのハルク・バイラクタル最高経営責任者(CEO)も、イタリアに納入されるバイラクタルTB3はイタリア北部のロンキ・デイ・レジオナーリに所在する施設で製造されるだろうと述べています。
この話の真偽のほどは定かではありませんが、レオナルドの強みの一つであるレーダーや航法システムなどが、バイラクタルTB3に統合されることになる可能性もあるようです。どのような形でレオナルドが関与するにせよ、イタリアの国内雇用や産業振興にとってプラスとなることは確かだと思います。





バイラクタルTB3はディ―ゼルエンジンです。
空母にガソリンは搭載できません。
F-35はまだ第5世代戦闘機なのでは?