「F-35と“無人機”どっさり空母」誕生へ…なぜ共存? 性能違いすぎない? 世界で検討進む“合わせ技”運用とは?
F-35B戦闘機を運用するイタリア空母「カブール」に、トルコ製の無人機「バイラクタルTB3」が導入されます。なぜ最新鋭戦闘機を運用する空母に、レシプロエンジンの無人機を搭載するのでしょうか。
英海軍も追随 海自の動向は?
クイーン・エリザベス級空母でF-35Bを運用しているイギリス海軍は、現在同級空母で早期警戒(AEW)の任にあたっているマーリンMk.2ヘリコプターのAEW型を2029年いっぱいで退役させて、AEW機能を持つ固定翼機型UASで更新する計画を進めています。
日本の防衛装備庁は2025年1月15日、「艦上運用可能な早期警戒機の検討」を行う事業者の一般競争入札を行っていますが、仮に海上自衛隊が艦上運用可能な早期警戒機を導入することになった場合、AEW機能を持つ固定翼機型UASも有力な候補となるはずです。
またアメリカのUASメーカーであるGA-ASI(ジェネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ)は、海上自衛隊が導入を決定した固定翼機型UAS「シーガーディアン」用に、短距離離着陸(STOL)性能を高めるキットと、潜水艦を捜索する「ソノブイ」を投下するポッドの開発を進めています。
海上自衛隊に、F-35Bを艦上運用するための改修を行っているいずも型護衛艦で固定翼機型UASを運用する構想があるのかはわかりませんが、同志国であり、F-35Bを運用するイタリア、イギリス両海軍の動向や、海上自衛隊の作戦柔軟性を向上させる技術の開発が進んでいることを鑑みれば、海上自衛隊もいずも型で固定翼機型UASを運用することを、検討すべきだと筆者は思います。
Writer: 竹内 修(軍事ジャーナリスト)
軍事ジャーナリスト。海外の防衛装備展示会やメーカーなどへの取材に基づいた記事を、軍事専門誌のほか一般誌でも執筆。著書は「最先端未来兵器完全ファイル」、「軍用ドローン年鑑」、「全161か国 これが世界の陸軍力だ!」など。





バイラクタルTB3はディ―ゼルエンジンです。
空母にガソリンは搭載できません。
F-35はまだ第5世代戦闘機なのでは?