385km走る「最長鈍行」ダイヤ改正で2位に転落 ただし1位は「幻の列車」?

「日本最長距離を走る普通列車」は乗りたくても乗れない「幻の列車」?

 2427D列車は根室本線の滝川駅(北海道滝川市)から釧路駅(同・釧路市)までを走る普通列車です。369M列車が運行されていた1年間は、距離こそ日本一ではなかったものの、8時間21分という運行時間は、定期の普通列車では最長でした。

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根室本線など北海道の普通列車に使用されているキハ40形ディーゼルカー(2007年2月、恵 知仁撮影)。

 この列車は2017年3月4日(土)のダイヤ改正後も存続。滝川駅を午前9時42分に出発し、富良野駅や新得駅を経由。帯広駅で札幌発釧路行きの特急「スーパーおおぞら5号」に抜かれたのち、さらに東へ進み、終点の釧路駅には18時01分に到着します。

 所要時間は今回のダイヤ改正で2分短縮されて8時間19分になりましたが、やはり日本一です。移動距離も、山陽本線369M列車の運転区間が糸崎~下関間の297.2kmに短くなったいま、308.4kmを走破する2427D列車が最長になりました。

 しかし、これはあくまでダイヤや時刻表での話。実際は、2016年8月以降に相次いだ台風被害により、2427D列車が通る根室本線の東鹿越~新得間41.5kmはいまも不通であり、列車運転再開のめどが立っていない状況です。

 つまり現状、定期列車で「日本最長距離を走る普通列車」は、ダイヤでは根室本線の2427D列車、実際に乗ることができるのは山陽本線の369M列車となります。

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黒磯~熱海間などの上野東京ラインに使われているE231系電車(写真出典:photolibrary)。

 ちなみにこの2本のほかにも、長距離の普通列車は毎日走っています。たとえば熱海~黒磯間、旭川~稚内間、敦賀~播州赤穂間、出雲市~岡山間、豊橋~上諏訪間などです。今回のダイヤ改正では高尾~長野間245.0kmといった新しい「長距離鈍行」も誕生しています。

【了】

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コメント

6件のコメント

  1. 敦賀〜播州赤穂間は新快速だけで、普通列車は無いのでは?

    • 特急・急行列車に対しての意味なら新快速も普通列車です。この記事の筆者が鈍行の意味での普通列車として書いているのか、単純に新快速や快速も含めた普通列車として書いているのか中途半端な書き方するからおかしなことになる。

  2. かつては大阪・青森(東海道米原周り・北陸・信越・白新・羽越・奥羽経由)なんて普通列車もあったのに。

  3. すべて制覇したい

  4. 中央線の高尾→長野というのも存在しますね

  5. 先般の水害で山陽本線の369Mも当面は(少なくとも夏の青春18利用期間中は)全区間乗車が出来なくなっています。