「暖機運転は必要ありません」本当か? 今も一定いる“儀式のように行う人”実際どうなの?

クルマのエンジンをかけた後、すぐに走り出しますか? それともしばらく待ちますか? いわゆる「暖機運転」ですが、現代のクルマにおいても本当に必要なのでしょうか。

「待ちすぎ」も「すぐ発進」もダメ! 正しい暖機運転の注意点

 ただし、暖機運転を適切に行うには、このほかにもいくつか注意したいポイントがあります。

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かつては必須だった暖機運転だが、今も必要なのだろうか(画像:PIXTA)

 まず昨今のクルマのメーターには、水温が低すぎる際に点灯する警告ランプが備わっていますが、これが消えるまで、アイドリング回転のまま待つのはやめたほうがいいでしょう。走り出せばエンジン回転が上がり、燃料噴射量も増えて適温まで素早く温まります。逆に必要以上のアイドリングは、場所によっては騒音で近所迷惑となる恐れもあります。空ぶかしなどの行為は論外です。

 といっても、完全に冷えきった状態からエンジンを始動し、すぐに走り出すのも極力避けるのが無難です。いくら技術が進歩したとはいえ、クルマがオイルで潤滑する装置を無数に備えた機械であることには変わりありません。エンジンを掛けた後は、内部にオイルが行き渡るまで少しだけ待ち、ほどほどのところで走り出すのがベターでしょう。

 ちなみにメーカー公式の見解を挙げると、例えばトヨタは「通常の場合は暖機運転は必要ありません」と公式サイトに明記しているほか、車種によっては専用マニュアルに、暖機運転の項目がないケースも少なくありません。つまり暖機運転はメーカーとしても、今やそこまで意識する必要がないものなのかもしれません。

 しかし、これらはすべて気候が穏やかな場合に限った話です。元整備士である筆者(坂上猛禽:ライター)として、極端に寒い日や気温が低い場所では、今も一定時間の暖機運転が必要だと最後に強調しておきます。

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Writer:

猫好きな戌年生まれ。幼い頃に見たロータス79のルックスに惚れた勢いでモータースポーツ偏愛を拗らせる。自動車のことであれば市販車・レースカー問わずなんでも食いつくが、どちらかといえば技術と歴史の話が好物。一方で海外取材は未経験のため、当面の目的は「ニュルブルクリンク北コースを自ら走ってみること」と「グッドウッド・フェスティバル現地取材」。

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