なぜクルマ作りに「ゲーミング技術」必要なの? ゲーム開発企業が自動車の進化に不可欠になったワケ
最近の自動車開発において、実は「ゲームエンジン」などのゲーム用ソフトウェアが使われていることをご存じでしょうか。ゲーム業界の「裏方」たちが、最先端のクルマ作りをどう変革しているのか、その最前線を解説します。
自動車の開発にはお金も時間もメチャかかる!
また自動車の内装設計などには、別のゲームエンジン「ユニティ(Unity)」が用いられることもあります。こちらはHMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)というVRゴーグルを被り、実際の車体や内装がどう見えているのかを仮想空間上でチェックしながら、現実に近い感覚で車体設計を行うことが可能です。
では、なぜこういったゲームエンジンを使ってのシミュレーションをしながら、クルマを作るようになったのでしょうか。
これまでは、実際に試作車を制作し、そのうえで問題点を洗い出して設計をやり直すといった流れが主流でした。膨大な資金や時間が許される状況ならばそれも可能でしたが、省資源や省エネ、開発のスピードアップが求められる現在では、現実ではなくシミュレーションを用いてデータを取得し、車両を設計する方針が主流です。これにより、資源の消費を抑えるとともに、車両の性能を突き詰める時間を大幅に短縮できます。
また、自動車そのものも急速に多機能化(スマート化)しており、組み込まれたソフトウェアが実際にどう動作するのか、新しい機能をどう実装するのかという課題も生まれています。こうした問題解決のために、仮想空間上で素早くテストを繰り返せるシミュレーションの重要性が高まっています。
一見するとあまりつながりがなさそうな、ゲームと自動車という2つの領域。実は同じ「縁の下の力持ち」に支えられている、密接な関係にあったのです。





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