レンタカー1日「1350円」も!? “絵にかいたような過当競争”の沖縄 激安の中小vsお高めの大手 “お得”なのはどっち?

沖縄本島でレンタカーの“価格崩壊”が続いています。1日あたり1350円という驚きの料金も登場するなか、なぜここまで安くなっているのか、そして価格だけで選んで大丈夫なのか、最新事情をレポートします。

価格競争から一歩引く大手

 小型乗用車では、3480円が最安値で、これも送迎付きとなっています。そして3000円台後半から4000円台にかけては、「小型乗用車・送迎付き」が、わずかな料金差でズラリと並ぶ状況です。

 5000円台、6000円台になると、沖縄本島以外にも店舗を持つ準大手のレンタカー事業者も混じってきます。まさに“過当競争”を絵に描いたような状況です。

 ただこのあたりの価格帯には、トヨタレンタカー、ニッポンレンタカー、オリックスレンタカーという大手3社は顔を出しません。同日程でのオリックスレンタカーでの最安値は1万円、ニッポンレンタカーでの最安値は1万120円、そしてトヨタレンタカーでの最安値は1万6050円と、格安レンタカー事業者による価格競争からは一歩下がったところにいるのです。

激安は本当にお得なのか?

 ではこうしたレンタカー料金の状況で、安いところで借りるのが本当におトクなのでしょうか。

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大手レンタカー事業者は十分な台数のバスで利用者を効率よく運ぶ。営業所をビジネス客向け、観光客向けに分けているところもある(植村祐介撮影)

 じつは中小規模の格安レンタカー事業者は、送迎付きでも空港から電話でリクエストして迎えに来てもらうという形態をとっているところや、送迎バスがあっても少ない台数で空港と営業所を巡回しているところがあります。

 そうした事業者のバスは満員近くにならないと発車しないこともあり、借り出し時の空港や返却時の営業所で、長い待ち時間となる可能性があります。

 一方、大手レンタカー事業者は送迎バスの台数も多く、つぎつぎに発車するため、待ち時間は少なめです。また営業所にも十分なスタッフがいて、複数組が乗る送迎バスで到着したあとの借り出しもスムーズです。

 そしてクルマのコンディションも、一般論ながら、新車を早いサイクルで入れ替え、専任のスタッフが日々チェックを行っている大手レンタカー事業者に軍配が上がると考えていいでしょう。

 できるだけ費用を安く上げたいなら格安レンタカー事業者を、時間と安心を重視するなら、利用料金は高くても大手レンタカー事業者を選ぶという使い分けが、那覇空港からのレンタカー利用のコツになりそうです。

 なおレンタカー料金は、同じ事業者、同じ車両クラスでも、経由するOTAにより異なる場合があります。また免責補償料、NOC(ノン・オペレーション・チャージ)補償料などを加えると、予想以上に高くなってしまうこともあります。

 レンタカーの料金を比較するときは、条件を揃えた上で、複数のOTAをチェックすることをおすすめします。

【大手も安い…?】これが沖縄のレンタカーの“実態”です!(画像)

Writer:

1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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