ついに総火演デビュー! 陸自の最新装甲車「AMV」800両超えの大量調達、派生型も間もなく登場か?
2025年6月7日に開催される「富士総合火力演習(総火演)」で、陸上自衛隊の装輪装甲車AMVが初登場する見込みです。国内開発の中止を経てフィンランド製が採用され、ライセンス生産に至った背景を解説します。
幻となった「国産化」白紙撤回からAMV採用までの激動の道のり
防衛省・自衛隊は当初、96式装輪装甲車の後継については「装輪装甲車(改)」という名称で国内開発を進めてきました。
しかし、防衛省は2018年7月、不整地走破性と防御力が要求水準に達しなかったことなどを理由に、開発中止を発表。これに替わる次期装輪装甲車の車種選定作業を2019年度から実施し、国内外の企業から試験用車両を調達した上で試験評価を行ってきました。
そして2022年夏から秋にかけて車種選定作業を実施した結果、防衛省は同年12月9日、パトリア社のAMVを次期装輪装甲車(人員輸送型)として採用・発表したのです。
ただ、AMVは輸入と並行して国内でライセンス生産することを決めています。ライセンス生産の担当企業は日本製鋼所で、同社は2023年8月31日、パトリア社とAMVの製造販売に関するライセンス契約をフィンランドで締結しました。
この契約に基づき同社では、技術移転と現地生産をビジネスモデルとするパトリア社からの技術供与を受けるとともに、室蘭製作所に生産体制を構築するなどして、AMVを国内で生産するための準備を進めます。そして、昨年9月2日に量産初号機の出荷式が行われ、同機は富士学校(富士駐屯地)普通科部に配備されました。
ほぼ時を同じくして、茨城県にある陸上自衛隊武器学校(土浦駐屯地)にも配備されたほか、同年11月には、普通科教導連隊(滝ヶ原駐屯地)と第3即応機動連隊(名寄駐屯地)にも引き渡され、入魂式を実施したことが公式Xで明らかになっています。
加えて、中央即応連隊(宇都宮駐屯地)と第42即応機動連隊(北熊本駐屯地)への配備も始まっています。





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