ついに総火演デビュー! 陸自の最新装甲車「AMV」800両超えの大量調達、派生型も間もなく登場か?
2025年6月7日に開催される「富士総合火力演習(総火演)」で、陸上自衛隊の装輪装甲車AMVが初登場する見込みです。国内開発の中止を経てフィンランド製が採用され、ライセンス生産に至った背景を解説します。
国内生産も本格スタート! 北から南まで全国の部隊へ進む配備の現状
防衛省はAMVの量産について、日本製鋼所と2024年度に第一次契約(26両)を結んで以降、2026年度に第三次契約までを締結しました。これらの契約に基づく製造数は計105両に達しています。そして、第一次契約は輸入による取得でしたが、今後は徐々に国産化比率を高めていくことになります。
それでは、陸上自衛隊はAMVを最終的に何両調達するのでしょうか。実は、その目標数については、派生型を含め810両ということが、防衛装備庁の資料から明らかになっています。
ちなみに、AMVによって更新される96式装輪装甲車の調達数は381両でしたが、現在のところ人員輸送型は451両を取得する前提です。したがって、単純に計算すれば、残る約360両が派生型分となります。
気になるのは、今後導入される派生型の種類ですが、防衛装備庁の資料などによれば、指揮通信型、施設支援型、兵站支援型、患者輸送型の名前が挙がっています。このうち、指揮通信型が82式指揮通信車(231両)の後継だとすると、残る約130両が施設支援型、兵站支援型、患者輸送型向けという計算になります。
陸上自衛隊がこれまで保有してこなかった施設支援型、兵站支援型、患者輸送型の装甲車両が、AMVベースでどのような形で実現し、何両ずつ調達されるのでしょうか。2027年度以降の予算要求に注目です。
Writer: 小林春彦(月刊『軍事研究』記者)
月刊誌『軍事研究』編集部記者。編集作業の傍ら、運用者である防衛省・自衛隊および防衛装備品を作る国内外企業などの取材をもとに記事を(不定期に)執筆する。





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