最大の問題は社歌? SUBARU、社名変更記念式典で吉永社長はなにを語ったか

富士重工業株式会社から株式会社SUBARUへと社名が変更される前日の2017年3月31日、同社の吉永社長は記念式典に臨みました。社員、そしてメディアに向けなにを語ったのでしょうか。

「個性を確立できるかが勝負」

――異業種やトヨタとのアライアンスといった流れのなかで、どこまでブランドとしての価値を高めていけると思いますか?

 私どもにとって、トヨタさんとのアライアンスというのはものすごく大事です。中規模以下の自動車会社にとっては、多額の研究費を必要とするハイブリッドやプラグインハイブリッドといったような開発を自社で全部賄うことは基本的に無理なので、アライアンスを組ませていただいて教えていただくのです。おそらくいまの自動車産業というのは、支配することによって勝ち残るというような時代ではありません。また旧来の自動車産業に対し、無人運転のグーグルであるとか、新たな潮流がどんどん生まれてきています。そのようななか、ベーシックな環境技術は共有させていただくとしても、そのうえでそれぞれのブランドがお客様に認めていただけるような個性を確立できるかどうかが勝負だと思うのです。大きな意味では、トヨタさんのプラグインハイブリッドシステムなどを使った会社が増えることは、トヨタさんにとってマイナスになることは絶対にないわけで、そういった意味でいまは、旧来の、大が小を飲みこむような時代とはずいぶん変わってきています。そこを見据えたなかで我々がトヨタさんとアライアンスを組まさせていただいていることが、トヨタさんにとっても意味があると思います。そういう関係、あるいは私たちのポジションは、大事にしていきたいなと思っております。

――社名変更は社内的な意味合いが強いと感じましたが、SUBARUの付加価値を訴求するといった目標は、社内に浸透していますか?

 ずいぶん浸透してきていると思っているのですが、覚悟が決まり切っていません。やはりブランド維持というのは大変なことで、商品のことだけではなく、販売の最前線から、特にお客さまとの関係が深いアフターサービスであったり、それから当社の社員ひとりひとりの行動も、今後なにかあれば「富士重工業のAさん」ではなく「SUBARUのAさん」になるわけです。それから、いくつかの事業を整理してきていますけれども、SUBARUは飛行機のブランドでもあり、これから飛行機と自動車を集中してやっていくということで、今日はあえて、会場に大きなヘリコプターの模型も持ってきてもらいました。ちゃんとSUBARUというブランドを背負って、全員で頑張っていきたいと思っています。

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取材に応じる株式会社SUBARU 吉永泰之社長(2017年3月31日、乗りものニュース編集部撮影)。

※ ※ ※

 会場では、これまでの「富士重工業」がなしてきたことと、これからの「SUBARU」がなすべきことをうたいあげたリーフレットが社員全員に配布されました。これと同じ内容が2017年4月3日(月)、全国の新聞朝刊に広告として掲載されました。吉永社長は繰り返し「社名変更は決意表明」と述べていましたが、「モノをつくる会社から、笑顔をつくる会社へ」という強い決意が、その見開き2ページにわたる全30段の新聞広告に大きく掲げられています。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 社歌のくだり、同じ文章が被っていますよー。

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