アジア最長の「ぐるっと回転する橋」が令和に新設!いったいナゼ? 固唾を飲んで見守る“パフォーマンスタイム”

台湾初「90度可変する」水平旋回橋である「大港橋」は、この20年で大きく景観が変わりつつある高雄の進化を示す象徴となっています。

90度回転する「廻旋橋」としてはアジア最長の大港橋

 台湾南部の大都市・高雄。この20年ほどで街の景観は少しずつ、しかし、大きく変わりつつあります。

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2020年に完成した高雄港近くにある「大港橋」(2026年、松田義人撮影)

 特に象徴的なのが2016年に開通したLRTです。街中を走る路面電車ですが、この軌道周辺の80%以上に「緑化」がなされ、都市部でありながらも穏やかなゆとりを感じる景観になりました。

 そしてもう一つが、高雄港の旧倉庫街のリノベーションです。2006年に政府が直接運営するカタチでアート複合施設に生まれ変わりました。

 これに伴い2020年、旧倉庫街近くに新設されたのが「大港橋」です。この橋もまた、近年の高雄の進化を象徴するスポットとして特に注目を浴びています。

その大きな理由は、台湾初となる「90度回転する」水平旋回橋だからです。日本でもいくつかあるものの、珍しくなった“可動橋”の一種が新設されたのです。

 日本の可動橋で有名なのは京都・天橋立の「廻旋橋」で、船を通過させる際に90度電動で回転する珍しい橋です。また大阪の「夢舞大橋」も、あまり知られていませんが旋回可能な構造になっています。

 逆に、有名ではあるものの、すでに動かなくなって久しい橋の方が多いかもしれません。東京の勝鬨(かちどき)橋や、愛媛の「赤橋」こと長浜大橋など跳ね上げ式のものや、かつて首都高のランプとして建設された旋回式の「羽田可動橋」など多々あります。

 そうしたなかで新設された台湾・高雄の「大港橋」は、天橋立と同じ90度回転する「廻旋橋」としてはアジア最長となる全長110m、幅5~11mで、550人と自動車が同時に通行できる構造だといいます。デザインは貝殻とイルカがモチーフで、美しい流線型が特徴です。

 本来は船を通過させるために橋桁が回転する構造で建設されたものですが、今のところその運用はないのだとか。

あくまでも観光用に「90度橋が回転」するパフォーマンスが行われており、平日月~木は15時から。金・土・祝祭日は15時と19時からの2回行われます。もちろんいずれも無料で見ることができます。

【新しい観光名所に?】これが台湾の廻旋橋「大港橋」です(画像)

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