台湾海峡を抜け東京へ! オランダ海軍の強力フリゲート「デ・ロイテル」が日本初寄港で示した“覚悟”
2026年6月、オランダ海軍フリゲート「デ・ロイテル」が東京に初寄港しました。台湾海峡を通過して極東へ姿を現した同艦、欧州の海軍がインド太平洋へ展開する狙いを探ります。
台湾海峡を抜け日本へ インド太平洋へのコミットメントを強化
オランダ海軍艦艇の来日は、フリゲート「トロンプ」が2024年6月に長崎港へ寄港して以来2年ぶり。東京国際クルーズターミナルへの接岸は初めてとなります。
オランダ政府は2020年11月に「インド太平洋ガイドライン」を発表し、安全な航行と海上安全保障を促進するため積極的にコミットメントしていくことを示していました。同国は日本や韓国、オーストラリア、ニュージーランドといった法の支配や航行の自由、開かれた国際秩序といった共通の価値を基盤とするパートナーシップを強化していくことを目指しており、今回の「デ・ロイテル」の展開でも共同訓練や交流を通じて、相互運用性の向上や国際的な安全保障協力の強化を図っていくことを目的としています。
リーブレフス司令官は「ここにオランダのフリゲートがいるということは、海が隔絶されたものではなく、ひとつに繋がっているということを示している」と述べたほか、「例えばロッテルダムは日本からは自動車が運ばれ、中国のコンテナ船が寄港し、ペルシャ湾からは原油タンカーがやってくる。海で何か問題が起きると、一か所に留まらない。そうした課題に対処するため日本などの友好国と一緒に法の支配に基づいて働けることを光栄に思う」とも語っていました。
今後「デ・ロイテル」は、ハワイ沖で行われる環太平洋合同演習(RIMPAC)に参加するため、太平洋を東進する予定です。
Writer: 深水千翔(海事ライター)
1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。





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