日本有数の“危険な峠”=北海道の生命線!? 晴れれば絶景 冬は地獄のトラック街道「日勝峠」のヤバさとは
道東自動車道の開通まで、北海道の道央と十勝を結ぶ大動脈だった国道274号「日勝峠」。現在は交通量が減ったものの、初夏から秋にかけては雄大な自然を味わえる絶景ドライブコースとして知られています。ただし、冬はかなりの“難所”です。
実際に走ってみた! 日高町側は走りやすい道
そんな日勝峠ですが、初夏から秋にかけては、北海道らしい雄大な自然を味わえる、心地よいワインディングのドライブコースとしても知られています。今回、日高町から清水町まで、実際にドライブする機会を得たので、その模様をご案内しましょう。
日高町の市街地から国道274号を東に進むと、路肩が広く、歩道との段差が小さい、“北海道の国道”らしい道路が続きます。3kmほど走り、右手に沙流川が近づいてきたあたりで歩道はなくなり、道路は深い緑の森に分け入っていきます。ただこのあたりの道路はひたすらフラットで、ゆるいカーブがときどき出てくるくらいです。
蛇行する沙流川と左右の位置関係を変えながらさらに進むと、徐々に山々が近づいてきます。道路が山肌を削る部分では、ところどころで鉄骨の覆道にガードされ、「清見トンネル」「鹿鳴トンネル」など、よりよい線形を求め作られたトンネルが続きます。
じつはこの区間は2016年の台風7号、11号、9号で大きな被害を受け、土砂崩れ、沙流川の増水での落橋、路肩崩落などで通行止めとなり、復旧に約14か月を要しました。そうした背景から、災害に強い道を目指し、いまも改良が進められています。
さらにその先、鹿鳴橋を渡るあたりからが、本格的な峠道のはじまりです。といっても日高町側は上り傾斜も緩やかで、走りやすい道です。登坂車線も何か所かに設けられているので、遅いクルマで車列が数珠つなぎになることもありません。
ただここで特徴的なのは、センターライン部分にガードレールによる中央分離帯が設けられている区間がたびたび現れることです。日勝峠は冬季の凍結によるスリップ事故が少なくありません。こうした中央分離帯は、スリップしたクルマが対向車線に飛び出すことによる多重事故を防ぐためのもので、冬季の交通状況の厳しさがうかがえます。





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