80’s走り屋全盛期『伝説のバイク漫画』で描かれた「ちょっと古いヤマハのバイク」がシブすぎる!「エヴァ」漫画家の出発点 中古価格もスゴい!
1995年のテレビ放送開始以降、社会現象にもなった「新世紀エヴァンゲリオン」。原作のGAINAXの中核メンバーで漫画版などを監修した貞本義行氏ですが、その出発点が「クルマとバイクの漫画」だったことはあまり知られていません。
当時も今も通好み「RD400」とは?
『18R(ヘアピン)の鷹』のモチーフになったRD400は、当時も今も「知る人ぞ知るバイク」ですが、実は70年代は「ミドル最速」と呼ばれた2スト最強モデルでした。80年代のヒットマシン、RZ250開発の礎にもなっています。いま中古車相場では状態のいいもので400万円以上も高値がつく車両となっています。
特にアメリカではRD400の圧倒的な速さを前に「まるでロケットのようだ」として「ポケット・ロケット」という威名をとるほど絶大な評価を受けたモデルでした。
このRD400を『18R(ヘアピン)の鷹』のモチーフにすることにしたのが、編集者の発案だったのか、それとも貞本氏によるものなのかは定かではありません。いずれにしても「古いけど、通の間で知られた速いバイク」RD400をモチーフにした点も味わい深く、「大人になった」今のバイクファンでも十分楽しめる内容になっています。
しかし、これら貞本氏のルーツである「クルマやバイクの漫画」はいずれも単行本化されておらず、また貞本氏の人気も相まって、『週刊少年チャンピオン』での掲載号はいずれも高騰し、入手困難な状況となっています。
この背景を受けてか、なんとか掲載号を入手したファンが自作で私家版『18R(ヘアピン)の鷹』を作成したほか、絶版になった書籍や雑誌を投票で復刊させるユーザー参加型サイトでも復刊リクエストが上がるほどでした。
ファンにとっては残念ですが、現状では作品を読むためには、当時の掲載号をなんとかして入手するか、国立国会図書館で閲覧するなどの方法に限られています。
Writer: 松田義人(ライター・編集者)
1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。





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