50機相手でも行ける! 対ドローンの群れ攻撃に対応した“空飛ぶ高コスパエネルギー兵器”公開 強力な電子レンジ?

アメリカの航空宇宙企業であるロッキードマーチンは2026年7月21日、対ドローンスウォーム(群れ)戦用の防衛兵器「MORFIUS X-Rotor(モルフォウス Xローター)を発表しました。

使用するのは電子レンジでお馴染みの電波

 アメリカの航空宇宙・防衛企業であるロッキード・マーティンは、2026年7月21日、対ドローンスウォーム(群れ)戦向けの防衛兵器「MORFIUS X-Rotor(モルフィアス X-Rotor)」を発表しました。

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対ドローン用防衛兵器「MORFIUS X-Rotor(モルフィアス X-Rotor)」(画像:ロッキードマーチン)

 この対ドローン兵器は、1機で多数のドローンに対処することを想定した空中発射型の対ドローンシステムです。電子レンジなどで利用されるマイクロ波よりもはるかに強力なHigh Power Microwave(HPM:高出力マイクロ波)を照射することで、民生用ドローンを改造した自爆ドローンなどであれば、1回の飛行で50機以上を一挙に無力化できるとしています。

 高出力マイクロ波を用いることで、通常のミサイルや銃弾、あるいは迎撃用ドローンを敵ドローンに衝突させる方法と比べ、大幅に低コストで迎撃できることが期待されています。

 また、この機体は交戦時にオペレーターによる継続的な指令誘導や専用センサーを必要としないとも説明されており、発射後はある程度自律的に目標へ向かい迎撃を行えることが示唆されています。

 なお、マイクロ波を利用したドローン迎撃はロッキード・マーティン以外でも研究・実証が進められています。例えば、アメリカのテクノロジー企業Epirus(エピラス)が開発する地上配備型の高出力マイクロ波兵器では、1機あたり数円程度のコストでドローンを無力化できるとされており、MORFIUS X-Rotorについても同様に低コストでの迎撃が期待されます。

 この技術を研究段階から実戦配備へ移行するため、ロッキード・マーティンは本体およびHPMペイロードの試作機生産を加速しています。さらに、アリゾナ州、カリフォルニア州、オクラホマ州で実施した飛行試験、迎撃試験、有効性試験の成果を踏まえ、次回の飛行試験も計画しているとしています。

【画像】MORFIUS X-Rotor対象のドローン

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