三菱「GTO」 打倒「GT-R」! バブルが生んだ三菱の「リーサル・ウェポン」(画像12枚)

1990年代、日産「スカイライン GT-R」に真っ向から挑んだ、三菱「GTO」。バブル時代の華やかな開発競争から生み出された、いまも語り継がれる1台は、どのような運命をたどったのでしょうか。

ライバルは「スカイライン GT-R」!

 バブル真っただなかの日本、国産自動車メーカー各社はこれまでより豪華で高性能なフラッグシップモデルを続々と開発、投入しており、それはスポーツカーも同様でした。

 その代表格といえるのが1989(平成元)年、16年ぶりに復活を果たした日産「スカイライン GT-R」です。搭載される2.6L直列6気筒ツインターボエンジンの最高出力は、自主規制枠いっぱいの280psを発揮。さらに当時、最新鋭の四輪駆動システムを備えるなど、そのポテンシャルに自動車ファンは夢中になりました。もちろん、他社からも個性豊かなフラッグシップスポーツが送り込まれましたが、そんななか「スカイライン GT-R」に唯一、真っ向から立ち向かったのが、1990(平成2)年に登場した三菱「GTO」でした。

1990年10月25日発売の三菱「GTO」。2001年の生産終了までに初期型、中期型、後期型とモデルチェンジがされた。写真は前期型(画像:三菱自動車)。

 最上級グレードには、最高出力280PSを発揮する新開発3.0LのV6ツインターボエンジンを搭載。さらに、排気音が変化する「アクティブ・エキゾースト・システム」、高速走行時の安定性向上のためリアスポイラなどを自動で可変させる「アクティブ・エアロ・システム」、ESC(電子制御サスペンション)など電子デバイスで武装。全グレードでフルタイム4WDと4WS(四輪操舵。50km/h以上で走行時に後輪を前輪と同方向に操舵する)を標準化し、高い走行安定性を実現していました。ハイパワーに対応すべく、トランスミッションも日本車初となるドイツのゲトラグ社製5速マニュアルトランスミッションが採用されました。

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コメント

4件のコメント

  1. GTO以上にバブルに乗っかってスベったディアマンテとFTO…当時からも三菱には若さが無かった。これらのクルマはマーケティングの失敗をネタにしてるが、当時の性能評価はどうだったんだろう。

  2. 当時の国産車としては異常に幅が広かったですね。
    スキーに行ったときに渋滞の列から両横はみ出た赤いスポーツカー(の体)を見た時は一瞬「こんな雪道にスーパーカー?」と驚いた思い出があります。
    近付いたらGTOで「なるほどね」でしたが。
    当時の三菱は地球防衛軍的なスタイリングが多かったのに、こんなカッコイイのも作れるんだと妙に感心した記憶がある車です。
    やっぱり見た目って大事ですよね。

  3. FFベースの4WD.走りは豪快だったけど繊細さや質感は悪かった。
    若き期の思い出深いクルマです。

  4. 懐かしいクルマですね。今最新の技術で同じコンセプトで作ったらPHVで燃費が良くて速くて、自動運転機能も満載の楽しいクルマになりそうです。