高速道路の「路肩停車」はなぜ危険なのか 停車中のクルマに追突、そのメカニズムとは?

三角板に発炎筒 それでも本線上は危険

――やむを得ず路肩に停車する場合、どのようにすればよいでしょうか?

 ハザードランプを点灯させるだけでなく、自車の後方に三角板(停止表示器)、発炎筒を設置するなどして後続車に対する安全措置を取ってください。また、運転者も同乗者も全員クルマを出て、周囲に注意しながらガードレールの外など安全な場所へ速やかに避難してください。

――事故防止のために気を付けるべきポイントはありますか?

 路肩側に非常駐車帯がない場合は、クルマを本線にはみ出ないようなるべく左に寄せ、車外に避難する際は、自車の前方ではなく後方(手前)にいることが大切です。万が一追突された場合の二次災害を防ぐことにつながります。

※ ※ ※

 交通事故総合分析センターの資料によると、疲れて意識レベルが低化したドライバーは「ハザードランプであろうと、テールランプであろうと関係なく追従する危険性がある」とのこと。NEXCO西日本は、そのためにも三角板や発炎筒で後続車へ存在を周知することが大切だといいます。また、それらを設置したからといって、路肩でパンク修理やタイヤチェーンの脱着などを行うことも危険だそうです。

 NEXCO西日本は、「安全を確保してから、携帯電話(110番あるいは道路緊急ダイヤル#9910)や高速道路上に設置された非常電話(受話器を取れば道路管制センターにつながる)で通報をお願いします」と話します。

【了】

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コメント

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4件のコメント

  1. 路側帯をなくし
    非常停止帯を100M間隔に配置し
    非常通話BOXに待機場を設ける敷かない

  2. 道路維持作業車も路肩で作業する時は舵を左にきってますよね、事故処理現場に更にトラックが突っ込み処理中の警察車両が大破する恐ろしいビデオがサービスエリアで放映されてますけど、恐いですよ

  3. 「発煙筒」ではなく「発炎筒」ですから。

    • ご指摘ありがとうございます。 訂正いたしました。