「住むなら東武沿線」と思わせる10の理由 都心直通と複々線が支える快適生活

東武鉄道は「東京スカイツリー」、SL「大樹」、新型特急「リバティ」と、観光、レジャーの話題が豊富です。生活の面でも、着席列車や地下鉄への直通など、通勤や住み心地を快適にする取り組みが充実しています。

複々線や着席列車で、速く快適に

 伊勢崎線の名物は、北千住~北越谷間の複々線区間です。特急、半蔵門線直通の急行、準急、日比谷線直通の各駅停車、浅草行きの各駅停車などをさばくため、立体交差化と同時に複々線化されました。その距離は18.1kmに及び、JRを除く民営鉄道としては最長距離です。4本の線路のうち、内側2本が各駅停車用、外側2本が急行、特急用として使われています。

 この複々線区間は、優等列車のスピードアップと各駅停車の増発を両立させるために造られました。特急・急行・準急・各駅停車、すべての利用者にとって便利な仕組みです。また、優等列車が走行中に追い越していく場面は迫力があり、車窓の面白さでもあります。

【9位】特急、「TJライナー」でラクラク通勤(伊勢崎線系統、東上線系統)

 伊勢崎線系統では新型の500系を使用した通勤客向け特急「スカイツリーライナー」があります。また、宇都宮線直通の特急「しもつけ」をはじめ、伊勢崎方面の特急「りょうもう」、日光・鬼怒川方面の特急も朝夕時間帯の通勤客利用があります。

 東上線系統では、2008(平成20)年から夕刻の下りに座席定員制の有料列車「TJライナー」の運行が始まりました。2016年から朝の上り列車も設定されています。着席整理券は下りが310円、上りが410円(ふじみ野から乗る場合のみ310円)です。

「TJライナー」に使用する電車は50090系です。ロングシートとクロスシートに切り替えられる座席を装備し、通常はロングシート、「TJライナー」時はクロスシートになります。この可変座席は近畿日本鉄道で実績がありますが、関東の大手私鉄では「TJライナー」が先駆けです。その後、西武鉄道の「S-TRAIN」や、京王電鉄の座席指定列車(2018年運行開始。愛称未定)が追随しました。疲れたとき、体調が優れないときにうれしいサービスです。

 西武鉄道の「S-TRAIN」は地下鉄に直通運転しています。「TJライナー」にも地下鉄直通版がほしいところです。

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コメント

6件のコメント

  1. ホンダだったら、昔、大ブームを起こした、インタークーラー付きブルドックの、シティターボ2が最高でした❗

    それで、ホンダに一言❗

    シティターボ2を、また生産してリバイバルで発売してほしいです❗

  2. 住めばとてもいいとこなのに、東武沿線住民はマスコミのイメージにひきづられ、田舎者あつかいされてしまう。少しはイメージアップするような報道してもらえないだろうか。

  3. 野田線の複々線化と記述がありますが、複線化の間違えですよね。

  4. 何故だろう、東武は残念路線のイメージしかない。

    西武がじわじわ社会的にイメージアップしてるのとは、対照的。

  5. 池袋から坂戸あたりまで。

    浅草・北千住から久喜、南栗橋あたりまで。

    それが限界のような気がする。

    あとは正直辛い。

    区内へ通勤するのに、例えば栃木やつきのわ辺りに住むというのはあからさまにムリがあるだろう。出来なくはなかろうが、だったら三島や郡山辺りに住んで新幹線通勤という方が賢明だろう。 

  6. 東上線と伊勢崎線(スカイツリーライン)は会社が一緒なだけで、客層やターミナル等全く別の路線なので一緒にまとめるはどうかと…